回転寿司のネタの中で、健康に良い寿司ネタベスト10。マグロは部位により栄養や効果が違う、意外なものが1位にランクインほか。

雑学…料理・食べ物040

医師100人に聞いてみた、健康に良い寿司ネタベスト10

医師100人に聞いてみた、回転寿司のネタの中で、健康に良い寿司ネタベスト10。
第10位、いかオクラ納豆の軍艦巻き。
いかオクラ納豆の3つのパワーが相乗効果。血圧と血糖値の上昇を抑え、血管を老けさせない。
いかのタウリン。血圧の上昇を予防する効果。血圧上昇物質の放出を抑える。
血圧上昇物質は、どんな時に出る?
寒暖差を感じた時、運動後の酸素が少なくなった時、睡眠不足の時、ストレスを感じた時など。
手巻寿司にする場合の、いかのタウリンの多い部位は、げそ。タウリンは、筋肉を動かすところに多い傾向がある。
2019年4月2日”林修の今でしょ講座”より

イカの下準備。
イカは、温度に敏感で、手に触れるだけで鮮度が落ちる。
イカの皮剥きは、使い捨てふきんを使うと滑らない。
活きの良いいかは、真水を当てると鮮度が落ちる。水洗いせずふきんで拭き取る。
2019年4月2日”林修の今でしょ講座”より

オクラのねばねば成分。
糖質をコーティングするので、血糖値の急上昇を防ぐ。小腸からの吸収を穏やかにする。
納豆のペプチドは、血圧の上昇を抑える
2019年4月2日”林修の今でしょ講座”より

第9位、「こはだ」。
骨を丈夫にするカルシウムで、つまずき防止。膝関節の健康維持。70歳以上になると骨折が多くなる。
「こはだ」は、名前が変わる出世魚。
5から6cmの時は「シンコ」。7から10cmは「こはだ」。12から14cmは「ナカズミ」。それ以上になると「コノシロ」と呼ぶ。
「こはだ」は、寿司ネタの中で、カルシウムの含有量が1番多い。小さい魚なので小骨が多い。カルシウムが多い。「こはだ」は、小骨を酢で柔らかくしていた。
2019年4月2日”林修の今でしょ講座”より

「こはだ」の下準備。
開いた「こはだ」に塩を振り20分。臭みが抜け、水で塩を洗い落とす。
酢で締めることで、小骨が柔らかくなる。20分冷蔵庫で寝かせる。
酢から取り出し、2~3日寝かせる。小骨が食べられるようになる。
2019年4月2日”林修の今でしょ講座”より

「こはだ」と一緒にだし巻き卵を食べると良い。
カルシウム+ビタミンD。ビタミンDは卵や鮭などに含まれている。
カルシウムは吸収率が低い。乳製品などでも、40から50%の吸収率。ビタミンDは、カルシウムの吸収をサポートする。
カルシウムは骨の量をアップさせ、ビタミンDは骨の質をアップさせる。
「こはだ」以外にカルシウムが多いネタは、うなぎ。
2019年4月2日”林修の今でしょ講座”より

第6位、マグロの赤身。
疲労回復成分、イミダゾールジペプチド。疲労は、活性酸素によって、筋肉が傷つけられることで感じる。イミダゾールジペプチドは、筋肉に溜まった活性酸素を抑える。
イミダゾールジペプチドは、魚類では回遊魚に、鳥類では、渡り鳥などに含まれている。長時間運動し続ける生き物に多く含まれる。
2019年4月2日”林修の今でしょ講座”より

マグロは生まれた時からずっと泳ぎ続けている。
イミダゾールジペプチドのおかげ。
マグロは全身を使って泳ぐため、体を動かす役割の赤身は、中心部分。疲労回復のためイミダゾールジペプチドが豊富。
エネルギーになる中トロ、大トロ。
中トロは背中の部分。腹の部分は前の方が大トロ、後の方が中トロとなっている。
大トロが取れるマグロは、クロマグロ(本マグロ)とミナミマグロのみ。
赤身と中トロしか取れないマグロは、キハダマグロとメバチマグロ。
2019年4月2日”林修の今でしょ講座”より

マグロの赤身のもう一つの成分。
ビタミンB6。脂肪燃焼を促進しエネルギーに変える。
エネルギーの充実は、疲れが溜まりにくい。
2019年4月2日”林修の今でしょ講座”より

生も冷凍も同じ品質。
マグロは、船で冷凍をする。味や栄養、鮮度も損なわれない。
マグロ漁では、200kmの仕掛けにマグロがかかる。巻き上げる時、手前のものから冷凍となるが、冷凍には時間がかかるため、200km先の仕掛けにかかったマグロは、死んでから冷凍になる可能性も多い。
冷凍マグロには、鮮度が落ちたマグロと新鮮なものとがある。
メバチマグロの大きいサイズのマグロは、大バチと言う。赤みがうまい。
2019年4月2日”林修の今でしょ講座”より

家庭でのマグロの正しい解凍方法。
マグロの表面を軽く洗い流す。人肌と同じ位のぬるま湯に、3%の濃度の塩水になるように塩を入れ、一定時間かけて解凍する
解凍のときに、マグロの細胞が壊れやすい温度は、マイナス5℃~マイナス1℃。細胞が壊れて栄養が流れたものがドリップ。一気にその温度をクリアするために、ぬるま湯につける。
2019年4月2日”林修の今でしょ講座”より

第7位、大トロ。
EPA、DHAの含有量が寿司ネタの中でトップクラス。脂の栄養がすごい。オメガ3脂肪酸。
血流改善、動脈硬化予防。高血圧、心臓病、脳卒中の予防、認知機能改善など。
EPA、DHAは、1日1gが目安。大トロ1貫でとれてしまう。
2019年4月2日”林修の今でしょ講座”より

2018年11月発表の最新研究で、EPA、DHAは、花粉症に効果あり。
免疫細胞が、花粉に過剰な反応をして、鼻水、くしゃみ、涙などの症状が起こる。免疫細胞を抑え、花粉症改善に効果が期待されている。
2019年4月2日”林修の今でしょ講座”より

天然と養殖の違い。
マグロのEPA、DHAは養殖の方が多い。養殖のマグロは、EPA、DHAの豊富なえさを大量に食べる
サバ、イワシ類なども、EPA、DHAを自分では作れない。
直径30mの狭いイケスの中では、運動量が少ない。EPA、DHAをため込む。養殖マグロは、餌を探す必要性が無いので、脂肪が多い。
大トロはカロリー高めなので食べ過ぎに注意。
2019年4月2日”林修の今でしょ講座”より

第8位、ネギトロ。
ネギのアリシンは、血管の中の老廃物を、除去して、血管を広げる。
マグロの疲労回復成分が、体中に行き渡るので、疲労回復効果がアップする。
「ネギトロ」の名前の由来。中骨からそぎ落とした中落ちを使う。骨と骨との間にある身を使う。骨に沿って、「ねぎとる」作業から、「ねぎとろ」となった。
2019年4月2日”林修の今でしょ講座”より

第5位、〆サバ。
サバは、鮮度が落ちやすい。酢〆にすると保存がきく。生臭さが取れる。
コエンザイムQ10が、心臓を動かすエネルギーを作るのを助けて、心臓を強くする。心臓は24時間働き続ける。心臓の動きが悪くなると、様々な臓器が悪くなる。
心臓などを動かすエネルギーになるものは、3大栄養素。糖質、脂質、タンパク質。コエンザイムQ10が使いやすい形に変える。
歳をとるとともに、心臓のコエンザイムが減りやすい。
2019年4月2日”林修の今でしょ講座”より

コエンザイムをより効率よく取る。
一緒に食べると良いサイドメニューは、エビの天ぷら。コエンザイムQ10は油に溶けやすい。油と一緒にとると吸収率がアップする。
2019年4月2日”林修の今でしょ講座”より

赤身の魚と白身の魚の分類。
赤身の魚は、鯖(サバ)やマグロなどの回遊魚。鯖は近海を泳ぐので、あまり赤くならない。
白身の魚は、あまり動かない。
サバ缶をお勧め。サバ缶の身にマヨネーズをあえて、塩・胡椒するとツナマヨ風になり、手巻寿司にするとよい。
2019年4月2日”林修の今でしょ講座”より

第4位、中トロ。
高タンパク、低脂質。EPA、DHAも含む。大トロと赤身のいいとこ取り。
2019年4月2日”林修の今でしょ講座”より

第3位、納豆巻き。
血管を強くする、納豆キナーゼとレシチンと大豆イソフラボンのトリプルパワーが働く。納豆の量が多いことがオススメの理由のひとつ。
納豆キナーゼは、血栓が出来るのを防ぐ。
レシチンが血管を丈夫にする。悪玉コレステロールを溶かす。
大豆イソフラボンは、血管をしなやかにする。腸内細菌の働きで、エクオールという女性ホルモンのような働きをするものが生まれる。
また、納豆巻きは、低温で食べるので、納豆キナーゼの活性を高める。納豆キナーゼは、熱に弱い。50℃で活性が弱くなる。
ひきわり納豆は、大豆を砕いてから発酵させたもので、ビタミンKが豊富。
2019年4月2日”林修の今でしょ講座”より

第2位、あじ。
筋肉を作る。豊富なタンパク質と適度な脂質が、筋肉を老けさせない。
EPA、DHAは、筋肉の合成を高め、分解を抑える。タンパク質を取るだけでも合成が高まる。
1回の食事に20gで良い。アジフライ、あじの開きもオススメ。
アジやイワシなどの青魚に含まれる、ビタミンDが、筋力を増強させる働きがあり、筋肉の収縮がうまくできるようになる。歳をとったら筋肉が衰えないようにすることが大事。
2019年4月2日”林修の今でしょ講座”より

第1位、いわし。
漁獲量日本一の魚。骨を丈夫にする栄養素がトップクラス。ビタミンDは、たった1皿で、1日の必要量をカバー。
カルシウムは、非常に溶けにくい。ビタミンDは、カルシウムを骨に吸収されやすくする。骨粗しょう症は日本では、約1300万人いる。
最新研究で、ビタミンDの血中濃度が高いと、がんの発症率を下げることができるとわかったが、まだ研究途中。
紫外線を浴びることでも、ビタミンDは作られる。冬場は、イワシなどを食べると良い。
2019年4月2日”林修の今でしょ講座”より

医師100人に聞いてみた、回転寿司のネタの中で、健康に良い寿司ネタベスト10まとめ。
①イワシ②あじ③納豆巻き④中トロ⑤シメサバ。
⑥マグロの赤身⑦大トロ⑧ねぎとろ⑨こはだ⑩イカオクラ納豆。
回転寿司は、いろいろな魚を少しずつ食べることができるので、オススメの食事方法。
2019年4月2日”林修の今でしょ講座”より

医師100人が選んだサイドメニューベスト3

医師100人が選んだサイドメニューベスト3。
第3位、茶碗蒸し。
卵の成分が、酢飯の糖質をエネルギーに変える。酢飯は砂糖が加えられているので、糖質が高い。
卵のコリンは、体全体から見ると、食事で摂取した糖質、脂質を優先的にエネルギーに変える。
第2位、枝豆。
魚に豊富なカルシウムとの相性抜群。大豆イソフラボンと一緒にとれば、さらに骨が強くなる。骨を壊す細胞の働きを抑える。
枝豆は、最初に食べる方が、良い。
第1位、アオサの味噌汁。
寿司と一緒にマグネシウムをとるべき。魚のEPA、DHAとマグネシウムで血管を老けさせない。アディポネクチンは、脂肪細胞から分泌されているホルモン。血管を掃除、修復する。
あさりの味噌汁も良い。髪と肌を元気にする亜鉛。貝類に多く含まれる。若々しくする。
また、味噌汁は、冷えた体を温める
2019年4月2日”林修の今でしょ講座”より

ガリとお茶。
ガリとは、生姜の甘酢漬け。口の中をさっぱりとさせ、殺菌効果がある。
お茶は、粉末茶。カリウムを無駄なく取れる。ナトリウムを排出し血圧を下げる効果。
2019年4月2日”林修の今でしょ講座”より

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くろうだゆう

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