雑学…勉強・教育027。
「うんこ漢字ドリル」大ヒットの秘密。古屋雄作(ふるやゆうさく)先生。
漢字練習は、繰り返し学習で、作業しているだけで、楽しくない。「うんこ漢字ドリル」で、小学生たちは、笑いながら漢字練習している。小学校で習う1006文字の例文の全てに、うんこの文字が入っている。
例文に、ヒットした秘密がある。ハッピーな世界観。ポジティブで明るく、いじめを連想させない例文。子供達の勉強が、はかどる。
「うんこ漢字ドリル」の誕生秘話。小学生が大好きな「うんこ」と大嫌いな勉強を掛け合わせたら、面白いかもという発想から生まれた。
2019年10月12日”世界一受けたい授業”より。
(書籍の表紙は、アマゾンの販売サイトより引用させていただきました )
500万部売り上げた「うんこ漢字ドリル」。
古屋先生は、3000以上のうんこの例文を作った。しかし山本社長から「うんこという言葉以外は真面目に例文を考えること」と言われた。
また、「うんこ漢字ドリル」の学習効果を高めるために、学習のプロに校閲の依頼をした。約1000個の例文がボツになった。苦労の甲斐あって、きちんと漢字ドリルとして成立するものとなった。
登場人物の冒険家。3年生の「うんこ漢字ドリル」から、ストーリー仕立てで興味を引くようにし、次の学年のドリルもしたくなるようにした。
6年生の「うんこ漢字ドリル」では、うんこと別れる感動のストーリーを作った。「うんこ漢字ドリル」で勉強していた子供たちは、中学生になった。
2019年10月12日”世界一受けたい授業”より。
本「学力日本一、秋田県東成瀬村のすごい学習法」加藤久雄校長。全国学力テスト、秋田県は、2007年から12年間で、9回も1位。毎年、約600人の教育関係者が、視察に訪れる。
2019年11月30日”世界一受けたい授業”より。
(書籍の表紙は、アマゾンの販売サイトより引用させていただきました )
小学校の教室の中で、勉強しやすいように特注で作ってあるものは、机。普通の机より縦横10cmずつ大きい。
ノート等が、はみ出ないように配慮された大きさ。
1クラス10~20人。1学年に1クラス。全校児童94人の小さな小学校。子供たちは、好奇心旺盛。
6年生の授業を覗いてみると、子供同士で教えあっている。児童が、他の人に教えることで、自分が理解しているか再確認できる。教師が教えるより、子供たち同士で学び合う方が、子供たちは納得する、学力がぐんと伸びた。
5年生算数の授業をのぞいてみると、3人の先生がいる。2人は、先生ではなく、非常勤職員として、雇っている村の人。授業が進んでいくと、わからない子供が出るので、個別に対応するために雇っている。理解できない児童を出さない。テストの平均点が上がり、学力の日本トップクラスを維持している。
2019年11月30日”世界一受けたい授業”より。
5分前に授業が終り、授業終わりに必ず行うのは、この日の授業の振り返り。
児童が、今日の授業について、振り返って発表する時間を設けている。自分の言葉で振り返ることで、授業内容を再確認する。自分なりの課題を見つけることができる。
授業が終わった後は、帰宅せず、村の図書館に行く。読書したり、読書するための本を選ぶ。1時間目が始まる前の10分間、読書の時間がある。全国の小学校平均図書費の約2倍を使っている。
東成瀬小学校では、使い終わったノートは、一年分をまとめて、教室や廊下に展示してある。友達のノートを見ることによって、自分のノートの取り方を工夫する。勉強の質がアップしたりする。
2019年11月30日”世界一受けたい授業”より。
なぜ小さな村で、教育改革ができたのか。
村の93%が山林。学習塾スーパーがない。コンビニが一軒。11月には、雪が降りはじめ、積雪2m。東成瀬村は、約7割が、3世代同居。家庭学習は、祖父母も子供たちの学習の面倒を見る。学校行事やPTA、授業参観などには親戚も参加。児童94人に対して、約230人以上が参加。
小さな村だからこそみんなで、子供を育てる。小中学校の給食費は、無料。通学バスも無料。毎年夏に「村営塾」があり無料。村が負担している。高校がないので、高校までの通学費は、村が8割負担し、村全体が、一丸となって、子供たちを支えている。
2019年11月30日”世界一受けたい授業”より。
漫画「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ」、Jam (著), 名越康文 (監修)。
作者の経験をもとに書いた、人間関係のモヤモヤの対処法を教えてくれる漫画。
人間関係の悩み。SNSでは、「あーもう、愚痴ばっかりの投稿は、見たくない」と思ったり、結婚報告をいちいちしてくるなよと思ったり、忙しい自慢で、有能アピールしてるのか?すげえうざいと思ったり、人間は、いろいろと気にする。
2020年2月29日”世界一受けたい授業”より。
(書籍の表紙は、アマゾンの販売サイトより引用させていただきました )
悩んでいる猫に、アドバイスをする猫の漫画。
(悩み)相手の何気ない言葉に傷ついて、そのことで頭がいっぱいになる。なんであんなこと言うんだろう?私が悪いのかなぁ?
(アドバイス)人から言われたことを気にしているのは自分だけ。言った本人は忘れているよ。
(悩み)SNSなどで、人の自慢話にイライラする。
(アドバイス)見ているのは、自分だよ。
(解説)精神科医の名越先生解説。人間の行動にも中毒があり、SNSを見続けるのは、依存症。自分がやっていることなので、やめることができる。ちょっと考え方を変えるだけで、不安は解消できる。
2020年2月29日”世界一受けたい授業”より。
著者のJamさんは、女性の漫画家。大手ゲーム会社で、働いていた。仕事のできる同僚と自分を比較し、自信をなくす。たくさんの本を読んだが、悩みや不安は、読書では解決しなかった。
ある時、人間関係のトラブルに巻き込まれた。その時、友人に言われた一言。
「こっちが真剣に悩んでても、多分あいつ、今頃、パフェとか食ってるよ」と。その答えが、楽しくて納得した。
2020年2月29日”世界一受けたい授業”より。
(悩み)嫌な人のことをずっと考えてしまう。
(アドバイス)嫌な奴のことが頭から離れないって、一緒の家に住んでいるようなものだよ。しっかり追い出すんだよ。
(解説)頭の中に他人が住んでいる。自分のことをけなす人や馬鹿にする人。自分で作り上げ、住み着いている。
名越先生は、朝からゆっくり深呼吸をする。息を鼻から吸う。4秒以上止める。8秒でゆっくり口から吐く。自律神経が整い、頭の中の他人が静かになる。
2020年2月29日”世界一受けたい授業”より。
(悩み)仕事が忙しすぎて、辛い。
(アドバイス)やめちゃえば、今すぐ辞めるわけじゃないよ。期限を決めるの。あと少しで辞められると思えば、気持ちも楽でしょう。無期限で延々続くんじゃ辛くなるよ。
(解説)期限を作ったり、限界を設定する。延々と続く暗闇の世界じゃなくて、出口がある。出てもいいし、出なくても良い。出口があると分かったとき、心が楽になる。
(悩み)SNSで、他人の評価が気になる。
SNSの利用者は、約1億人。日本人の約80%が、利用している。写真を投稿し、全然いいねがついていないのを気にしたりする。より高い評価を得るために、見栄を張ったり、嘘の投稿をしたりして、友達を失くすこともある。
(アドバイス)それは、仕事なの?仕事でなければ、サボってもクビにならないし、ただの自己満足なら、「いいね」に囚われる必要は無いんじゃない。
2020年2月29日”世界一受けたい授業”より。
(書籍の表紙は、アマゾンの販売サイトより引用させていただきました )
本「あなただけの、咲き方で」八千草 薫 (著)
昨年10月に膵臓癌で、88歳で永眠された八千草薫さんの本。若者たちに売れていて、今の若者たちが憧れを抱いている。
八千草さんは、漫画銀河鉄道999のメーテルのモデルとなった人のうちの1人。
小松成美(こまつなるみ)先生が解説。小松先生は、多くの著名人の本を出版したノンフィクション作家。
八千草薫さんの魅力は、奥ゆかしさと可憐さ、品性。その原点は、彼女の自然体な生き方。本の中に書かれていることを、少し紹介します。
「ちょっとだけ無理すると、人生は広がる」、「誰もが必ず持つ宝物に、目を向ける」、「すべての始まりは、挨拶から」。
「感謝の気持ちを伝えるときに、大切なのは、鮮度」、「美しさとは、若さにこだわらないこと」、「欠点は、魅力の1つになる」。
「うまく話せない時は、感じたままの、心からの言葉を話す」、「品位とは、相手に配慮した立ち居振る舞いを、無意識のうちにできること」。
2020年1月25日”世界一受けたい授業”より。
(書籍の表紙は、アマゾンの販売サイトより引用させていただきました )
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