とても繊細な人は5人に1人いる?漫画で科学が勉強できる、イギリスの中学校は日本と大違い?ほか。

171雑学…勉強・教育028。

HSP。(Highly Sensitive Person)本「繊細さんの本」、HSP専門カウンセラーの武田先生。
HSPとは、生まれ持った先天的な特徴で、感じる力が強く、とても繊細な人のこと。人の言動や感情、場の雰囲気を感じ取り、ストレスの感じやすい人。
HSPの人は、脳の扁桃体が生まれつき強い。不安や恐怖を感じる。神経回路も敏感。HSPに気づかず、無理を続けると、睡眠が浅く、疲れが残りやすかったりもする。
HSPは、生まれ持った先天的な特徴で、うつ病は、後天的な心の病気。自分が、HSPかどうか知ることが重要。
2020年4月11日”世界一受けたい授業”より。
(書籍の表紙は、アマゾンの販売サイトより引用させていただきました )

HSPの悩みの一例
大勢が苦手。大人数の表情や言動など、一度に多くの刺激を受けてしまう。すべてに気を配ろうと悩む。また、自分に対して必要以上に落ち込む。
対策。大人数が苦手な人は、相手の気持ちを察するのは得意なので、聞き役になる。聞き役になるだけで気持ちが楽
断るのが怖い。自己主張が苦手で、嫌われたらどうしようなどと、悩む。
対策。無理な頼まれ事や、誘いを受けたときは、自分のできる範囲をまず伝える
人の気分に左右されてしまう。
対策。相手との間にティッシュボックスなどを置き、境界線を作る。置くものは何でもオーケー、ペンやコップでも。境界線を作ることにより、必要以上に相手のことを、気にすることがなくなる。
2020年4月11日”世界一受けたい授業”より。

HSPの悩みの一例。
配慮が足りない人に、イライラする。
対策。配慮する力にも個人差があるので、相手に期待しないこと。
本音を言えず、周りに合わせてしまう。
対策。過剰同調性ともいう。ずっと気にしてしまうので、後で、自分が感じていたことを書き出す。
馴染むのに、時間がかかる。
対策。新しい環境に早く慣れるには、「人見知りで話すのが苦手なので、質問をしてください」と言っておく。他の人から話しかけてくれる。
2020年4月11日”世界一受けたい授業”より。

HSPの悩みの一例。
考えすぎて、動けない。
対策。とりあえず、今できることや、負担が少ないものから始めると、ベストじゃなくても、物事が進み、対応できていると実感できる。気持ちも楽になる。
音に敏感。周囲の会話や物音が聞こえて、落ち着かない。
対策。ノイズキャンセリング機能付きイヤホンを使う。
視界に入るすべてのものが、気になる。パソコンを見ていても、他のものが気になって集中できない。
対策。縁が太い伊達メガネをするなど。メガネの縁があれば、枠の中だけ見ていれば良い。
2020年4月11日”世界一受けたい授業”より。

HSPチェック。すべて当てはまる人は、HSPの可能性が高い。
①深く考える。②過剰に刺激を受けやすい。③共感力が高く、感情の反応が強い。④些細な刺激を察知する。
2020年4月11日”世界一受けたい授業”より。

漫画、ドクターストーン。科学監修、サイエンスライター、くられ先生。
科学的に根拠がある内容で、科学の勉強にもなる。
全人類が石化した。そのあとの3700年後に生き返る人々。文明が崩壊した世界。主人公も目覚め、科学の力で再び文明を作るお話。
科学文明にまず欲しい1番重要なものは、農業や建築にも使える「石灰」。
貝殻を焼いて、潰すと、生石灰(せいせっかい)ができる。土の改善、壁の補修、石鹸の原料となる。
石鹸は、泡立たないが、細菌を洗い流すことができる。文明がない時代には、病気になったら、ほとんど死んでしまう。除菌ができる石鹸が、命を守る。
漫画のタイトルは、医者代わりの命の石=Dr.STONE。
2020年3月21日”世界一受けたい授業”より。
(書籍の表紙は、アマゾンの販売サイトより引用させていただきました )

ピンチを救う科学の力。
大木が倒れて、女の子が下敷き。地面の隙間に女の子の体がはまって、身動きが取れない。
主人公は、半日で滑車を作り、大木をたった1人で動かした。
滑車の原理。動滑車を使うと重さが半分になる。体重60kgの人が、500kgの大木を動かすと想定する。滑車を2つ使うと125kgと125kg。3つの滑車を使うと、重さは約60kg。自分の体重をかければ持ち上げることができる。
2020年3月21日”世界一受けたい授業”より。

ピンチを救う科学の力。
②深い穴に落ちた友人2人。ロープは、無い。自力では、登れない。そばに、湖がある。
動物の皮で作った管を使う。管の中に水を入れる。完全に空気が入っていない状態。大気が水面を押す力を利用。2人が落ちた穴と湖の水面が同じになろうとして、水が汲みあがり、2人の落ちた穴に、水を入れることができる。ホースに空気が入っていなければ、水は、高い方から低い方へ流れる。
2020年3月21日”世界一受けたい授業”より。

人を驚かせる科学の力。
炎が急に黄色になったり、青緑になったりする。
炎色反応。塩化銅を炎に入れると青緑に。リチウムを入れると赤になるなどする。花火に利用されている。
人類の歴史をたどる物語。土器、石器、鉄、ガラスなどを原始時代の世界で作り出す。
銅で発電機を作った。人力で電気を作る。銅の板を磁石で挟む。回転させると電気が発生する。自転車のライトに応用されている。
2020年3月21日”世界一受けたい授業”より。

本「ぼくはイエローで、ホワイトで、ちょっとブルー」。ブレイディみかこ(著)
本屋さんが選ぶ、本当に優れた本の2019年フィクション本大賞。
イギリスのブライトンに住む中学生になった息子の実話を書いた。
ブレイディみかこ先生の夫は、アイルランド人。人種も貧富の差もごちゃまぜの中学校。思春期の難しい年頃の息子。毎日が事件の連続。人種問題で、悩んだり、貧困問題で、ギスギスしたり、ジェンダーに悩む友人がいたりする。
息子のノートの片隅に、「ぼくはイエローで、ホワイトで、ちょっとブルー」と走り書きがあった。それをタイトルにした。
2020年3月7日”世界一受けたい授業”より。
(書籍の表紙は、アマゾンの販売サイトより引用させていただきました )

夏休み明けの新学期。ブレイディ先生の息子は友達に、「どんな夏休みだった?」と聞くと、「ずっとお腹が空いていた」と答えた。彼は、貧困問題を目の当たりにする。
イギリスの公立校には、フリーミール制度があり、失業保険や生活保護を受ける貧しい家庭の子供は、食べ物が無料。限度額がある。1日約320円(1ヵ月約6400円)。
例えば、ピザが2ピースで約290円+水約90円=約380円。育ち盛りの中学生は、すぐ使い切ってしまい、昼食を食べられない日もある。
ブレイディ先生も、貧しい生徒を支援するボランティアに参加。中古の制服を回収し修復。バザーの日に50円から100円で売る。
ある日息子は、母ちゃんが縫った制服を買って、貧しい友達にあげたいと思った。普通にあげるわけにはいかない。どうしたらプライドを傷つけずに渡せるんだろうと考え抜いた末に、友人を自宅に呼び、帰りがけに、母ちゃんの縫った制服を渡す。
友人に「どうして?」と聞かれた息子は、「君は僕の友達だからだよ」と答えた。
2020年3月7日”世界一受けたい授業”より。

イギリスの小学校では、教科書を使わない。先生が配るプリントを中心に、授業が行われる。
イギリスは、移民が日本より多い。人種問題が起きることもある。中学校から帰宅した息子が、怒りながら、人種差別的発言をする奴のことを母に言った。母は、「その子は、きっと無知なんだよ。誰かが言っていることを聞いて、真似しているだけ」と答えると息子が、「アホっていうこと?」と聞き返した。「頭が悪いって事と無知は、違う。知る時が来れば、その人は無知じゃなくなる」と母は、答えた。
差別発言をやめない同級生は、いつしか皆から無視され、いじめられるようになった。彼をいじめていたのは、直接関係のない子供たち。息子が、「ひどいこと言われた子たちがいじめてるんじゃなくて、何も言われたことのない関係のない子たちが、いじめてるんだ」と言うと母は、「人間って、よってたかって人をいじめるのが好きだから」と答えた。
人間は、人をいじめるのが好きではなく、罰するのが好きなんだ」と息子は、言い換えた。息子は、正義を振りかざして、他人を攻撃することへの反発を感じていた。知らない間に息子は、成長していた。
2020年3月7日”世界一受けたい授業”より。

イギリスの保育園。多様性を学ぶのに、最適な絵本で、15年にわたるベストセラー。
「タンタンタンゴは、パパふたり」実話をもとにした。動物園で、恋に落ちた二羽のオスペンギン。他のペンギンたちが、卵を産み、温めるのを見て、卵に似た石を拾って、温め始めた。飼育員は、石の代わりに、他のペンギンが放置した本物の卵を、こっそり置いてみた。彼らは交代で温め、赤ちゃんが誕生。彼らはパパになった。いろんな家族がいる多様性を、子供たちに伝えている。
イギリスの中学校。表現力、想像力を鍛えるために演劇の授業がある。自己表現能力、創造性、コミュニケーション能力。新入生限定のミュージカルを上演。団結力や協調性を高めるため。
シティズンシップ教育(市民教育)。ボランティアや職業体験などを通じて、社会との関わり方を学ぶ教育。相手の気持ちになって考えると問題解決能力が身に付く。社会をより良くするため、自ら進んで行動したいと思うようにもなる。
先生の息子は、ホームレスの人に温かい紅茶をサービスするボランティアを体験した。イギリスの人口約6600万人、日本は、約1億2600万人。イギリスは、ホームレスが約32万人。日本は、ホームレスは4555人らしい。
2020年3月7日”世界一受けたい授業”より。

日本の授業。先生が要点を解説し、生徒は、黒板を書き写す。
イギリスの授業は、生徒が主体的に参加することを重視している学校が多い。専門的な職業体験などもある。
ブレイディ先生は、日本の雑誌に、息子の成長記録を連載した。
1年半後、息子が本のタイトルに意見をした。「ちょっとブルーと言っていたが、今はグリーン。グリーンは未熟、経験が足りないと言う意味があるよね」と、息子は成長してそう言った。
2020年3月7日”世界一受けたい授業”より。

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くろうだゆう

〇人生オンパレード。 商業高校卒業、お勤め、結婚、退職、子供二人、自営業の手伝い、離婚、パート勤め、母親と同居、孫の誕生など。 〇雑学系のYouTubeを発信しています。