雑学…勉強・教育037。
世界の常識アップデート。
①SDGs は、どういう意味?
答え。持続可能な開発目標。(2030年までに達成を目指す世界の17の目標)。
将来の世代のため、環境や資源を壊さずに豊かさをどうやって実現できるか。
② 17の目標のうち、日本が特に遅れている5つの事は、何?
〇17の項目のうちの5番。ジェンダー平等を実現しよう。
男女の賃金格差。
男女の家事時間の格差。2020年、日本の男性の家事時間は、世界30カ国の中で、最下位。
女性の国会議員が少ない。世界平均は、4人に1人が女性。日本は、10人に1人が女性国会議員。
〇17の項目のうちの13番。気候変動に具体的な対策を。温暖化を止めよう。
日本は、火力発電に頼っていて、CO2を排出している。2018年、世界第5位。
〇17の項目のうちの14番。海の豊かさを守ろう。プラスチックゴミなどを減らして、海の汚染を防ごうなど。
レジ袋の有料化。あまり意味がなかった。プラスチックゴミの2%。来年4月より、使い捨てプラスチックも有料化。スプーンやストローなど。
日本のプラスチックリサイクル率は、2019年、有効利用85%、単純焼却と埋め立て15%と発表されていたが、有効利用のうち4分の3は燃やしている。プラスチックを燃やした熱で火力発電や温水プール、暖房などに利用。
欧米のリサイクル基準に置き換えると、プラスチックリサイクル率は22%でしかない。
〇17の項目のうちの15番。陸の豊かさも守ろう。
日本は森林を放置している。動植物の絶滅危惧種が3700種類以上等で、守れていない。
〇17の項目のうちの17番。パートナーシップで目標達成しよう。開発途上国へ資金や技術の援助をしようなど。
1989年から10年ほどは世界最大の援助国であった日本。経済が良くないので、海外にお金を使えなくなった。
世界では、国民総所得の0.7%が、目標。日本は約0.3%。
2021年12月25日”池上彰のニュースそうだったのか”より。
世界の常識アップデート。
③カーボンニュートラルって、何?
答え。温室効果ガスの排出を実質ゼロにすること。CO2を排出。CO2吸収で、ゼロにする取り組み。
温室効果ガスを出す牛などが、問題になっている。牛のゲップはメタンガス。家畜が出す温室効果ガスは世界の排出量の約4%。
取り組みとして、牛にゲップを回収するマスクをつけている。メタンガスを回収し、水とCO2に分解。また餌の開発など。
ほかに牛を減らそう、牛を食べるのはやめようと言う動きもある。肉の代わりに豆を使うという試みも始まった。
漁業。サンマが激減。温暖化で海の温度が上がり、餌の環境が悪化。産卵に適した場所が減ったとも言われている。
ほかには、スルメイカや鮭なども激減している。北海道では、暖かい海を好むマンボウやブリが豊漁。
再生可能エネルギー。太陽光発電の設備が、世界中のいたるところにある。
インドの砂漠にメガソーラー。太陽光パネルが、大量に設置されている。東京ドーム約1200個分の広さ。
砂漠では、砂埃で発電能力が落ちる。1週間ごとに手作業で掃除していたが、今では日本製のロボットが活躍して、掃除をしている。
2021年12月25日”池上彰のニュースそうだったのか”より。
世界の常識アップデート。
④世界で、砂が不足しているのは、何で?
答え。砂は貴重な資源。コンクリートやスマホのガラスなどの原料に使われているから。
使用例。浄水器、ガラス、コンクリート、道路、電子回路など。
砂漠の砂は、質が悪くて、使えない。コンクリート用の砂は、川の砂が適している。日本も砂を輸入している。
ガラスは、けい砂(けいしゃ)という砂を熱で溶かして加工してできる。2020年のスマホの利用人数が、約40億人で、世界の人口の半分となった。
現時点では、砂に変わるものがない。
⑤世界で一番、石油が取れる国は、どの国?
答え。アメリカ。産出量第1位が、アメリカ。埋蔵量第1位は、ベネズエラ。でも質が良くない。
アメリカは、シェールオイルが取れるようになったので、産出量が第1位になった。
アメリカのシェールオイル。深さ2000から3000メートルのところに頁岩(けつがん)、シェールと言う岩がある。岩と岩の間に石油と天然ガスの層があり、ケーキのミルフィーユのように何層にもなっている。
掘削(くっさく)は、困難と言われていたが、2010年ごろから、シェールオイルの掘削が本格化した。
2021年12月25日”池上彰のニュースそうだったのか”より。
世界の常識アップデート。
⑥日本は世界で、何番目にお金持ち?
答え。3番目。アメリカ、中国、日本の順。日本の若者は、貧乏な国と思っている。
GDP。国内総生産。日本を抜くかもしれない国は、インド。
中国は、GDPでアメリカを抜くという予想もあるが、一人っ子政策をしていた時期があったため、急激な少子高齢化で、アメリカを抜けないだろうという意見もある。
⑦日本が観光に力を入れているのは、なんで?
答え。少子高齢化で、国内消費が減っていくから、外国人に来てもらいたい。
日本は、輸出大国であったが、もう古い。観光客の外国人に消費してもらう。コロナ前、外国人旅行者の消費額は、2019年は4.8兆円。日本人の人口が1人減ると、年間消費額が130万円減ると言われている。外国人旅行者だと、8人分。
コロナが収まれば、観光は、また、成長産業となる。
⑧日本で働く外国人で、一番多い国は、どこの国?
答え。第1位、ベトナム。技能実習生が多い。第2位、中国。第3位、フィリピン。第4位、ブラジル。第5位、ネパール。中国は経済発展して、出稼ぎに来る人が減少した。
日本の農業や漁業での人手不足の解決は、外国人労働者。
⑨日本が一番、輸出入をしている国は、どの国?
答え。2007年からは、中国
2021年12月25日”池上彰のニュースそうだったのか”より。
世界の常識アップデート。
⑩世界で1番売れているのは、どこの国の家電?
答え。中国。テレビだけは、韓国でサムスン。その他の家電は、中国のハイアールが売れている。
世界一の貿易大国は、中国。世界の貿易額の13%。世界の約6割の国、地域の主な貿易相手が中国。中国を怒らせると怖い。
家電。中国製品は安くて壊れやすいイメージを持つ年配の人。若者は、みんな中国製だと思っている。品質が良くて安い。中国製品のブランド力、国際競争力が低かった。
2011年より中国の家電メーカーは、日本メーカーの家電部門の買収などで技術力がアップしている。日本に爆買いに来る中国人は、減る。
また、中国はアニメ制作を国が推進している。
昔は、日本が原作。中国に発注して、作画、制作してもらって、納入してもらっていた。今は、逆転している。
アニメーターの給料が、中国は月給約52万円。日本は17.5 万円。中国に出稼ぎに行っているアニメの製作者などがいる。中国のアニメのレベルが上がっている。
2021年12月25日”池上彰のニュースそうだったのか”より。
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