雑学…料理・食べ物078。
健康に良いと言われる、3大ミルクブーム。牛乳、豆乳、アーモンドミルク。
医師、専門家が話し合い、今、気になる症状別に最適なミルクを決定する。
牛乳博士、戸塚護(とづかまもる)先生。
豆乳博士、上原万里子先生。
アーモンドミルク博士、高瀬聡子先生。
●肌で悩む人に最適なミルクは、豆乳。
豆乳は、肌への働きに関する研究が多数ある。
イソフラボン。コラーゲンの生まれ変わりを促進するので、シワ対策に。シミの原因のメラニンの生成を抑える働きも期待できる。
イソフラボンは、大豆にしか入っていない。豆乳は液体なので、豆腐より栄養の消化・吸収が良い。
コラーゲン。肌のツヤ・ハリに関係する。
豆乳にはすごい種類があるが、大きく分けると3種類になる。
①無調整豆乳。無添加。添加物なしで、味等の調整をしていない。
②調整豆乳。砂糖や塩などを加え、飲みやすく製造している。カロリーは高めになる。
無調整豆乳と調整豆乳の栄養成分は変わらない。
③豆乳飲料。調整豆乳に味や香料を足したもの。
2021年9月14日”林修の今でしょ講座”より。
画像”かわいいフリー素材集いらすとや”より。
豆乳が苦手な人は、料理に使うと癖を感じにくくなる。
豆乳カルボナーラ、豆乳グラタン、豆乳プリン、豆乳鍋、ソイラテなど。
飲むだけでなく、料理に使い、大ブームになっている。
イソフラボンを無駄にしない豆乳の正しい取り方。
1、肌のためには、一日200mlを1~2パック飲むと良い。イソフラボンは、1日40mgは取った方が良い。
2、イソフラボンの吸収率がアップする、飲むタイミング。
豆乳は、肌への働きを期待するなら、朝に飲む。朝は食欲がない方が多い。飲料である豆乳は飲みやすく、固形物よりも消化・吸収されやすいので、イソフラボンの効果もアップ。
3、料理に使うときの注意点。
豆乳を沸騰させると肌に働くイソフラボンパワーが減る。
豆乳鍋。①だし汁を先に加え、具材にしっかり火を通す。②仕上げに豆乳を加え、スープが温まれば完成。
2021年9月14日”林修の今でしょ講座”より
絶品豆乳レシピ紹介。
味噌汁専門店、「MISOJYU(みそじゅう)」。浅草駅から徒歩5分。
人気ナンバー1のメニューは、ごろごろ野菜と角煮のすんごい豚汁、968円(税込)。値段は変更されている場合があります。
番組のために考えた絶品豆乳の味噌汁。
2人前の材料。里芋(水煮)6個、和風だし大さじ1、鶏がらだし大さじ1、ネギ2分の1本、生クリーム100ml、バター大さじ1、ベーコン適量、豆乳200ml、水200ml、醤油小さじ1、白味噌大さじ2。
作り方。①ベーコンをバターで炒め、醤油で絡ませ、里芋を入れ、ネギを入れる。豆乳は、味が淡白なので、バターと醤油でコクを出す。
②火が通ったら、水200ml、和風だし、鶏がらだし、白味噌を入れる。白味噌とクリーム系は相性が良い。
③仕上げに豆乳200ml、生クリーム100mlを入れる。調理時間5分で、出来上がり。
ポイント。白味噌も、イソフラボンが豊富。肌に働くダブルのパワー。
里芋は、豊富な食物繊維が腸内環境を整え、肌に働く効果が期待できる。
今、豆乳パックを凍らせる豆乳アイスが大ブーム。
イソフラボンは、凍らせても壊れにくいので、アイスはオススメ。
牛乳のビタミンB2は、肌への働きが期待できる。
アーモンドミルクのビタミンEは、若返りのビタミンと言われ、肌に働きかけてくれる。
2021年9月14日”林修の今でしょ講座”より。
●肥満対策に最適なミルクは、アーモンドミルク。
コロナ禍、在宅時間が増えて、体重の変化を女性にアンケート。
1~5kg以上増えたという人は、42.7%。変わらない、51.7%。体重が減った、5.6%。
1日の中での食べる回数(食事・間食を含む)のアンケート。20~40代男女で、週4回以上のテレワークをしている人、337名に、アンケート。(2020年4月実施)。
3食以下、48.1%。4食以上、51.9%。
アーモンドミルクの糖質、脂質、カロリーは、牛乳や豆乳に比べるとかなり低い。
アーモンドミルクは、満腹中枢を刺激する。
ベジタリアンの間で、牛乳の代わりに飲まれていた。
2021年9月14日”林修の今でしょ講座”より。
アーモンドミルクの白い理由。
材料のアーモンドは、茶色。皮を取ったものを、細かくすりつぶす。アーモンドをペースト状にしたものは、薄い茶色。他の材料と混ぜ合わせる。加えるのは食品などの材料と水。4時間混ぜ合わせると白い乳白色になる。
アーモンドは、50%以上が脂質。水と油は分離する。特殊な装置で、長時間よく混ぜ合わせると、水と油が混ざり合い、乳化し、乳白色になる。
アーモンドミルクの名前の由来。ミルクの代わりに飲んだことや、見た目も似ているからなどの理由。
脂質の一種のオレイン酸は、体の余分な油を排出。オレイン酸は、胃袋が満タンにならなくても、満腹中枢を刺激する働きがある。
満腹とは、胃袋が満タンになって感じるのではなく、脳の満腹中枢が刺激され、感じる。
アーモンドミルクを食間もしくは、食事の1時間前には飲むと良い。
豆乳の大豆タンパクとサポニンと言う成分も、体の余分な脂を減らしてくれる。
2021年9月14日”林修の今でしょ講座”より。
●足腰の筋肉量の低下には、牛乳。
コロナ禍、在宅時間が増えて、運動不足。牛乳のタンパク質には、ボディービルダーが注目の筋肉量がアップするタンパク質、ホエイとカゼインがある。
タンパク質の量だけ比較すると豆乳の方が多い。
ホエイ&カゼイン。ホエイは、ヨーグルトの上澄み液のこと。ヨーグルトにすると、ホエイとカゼインに分かれるが、牛乳の場合は、一緒に入っている。同時に取れる。
ホエイのすごいパワー。体へのタンパク質の吸収スピードが速い。早く筋肉に効いてくれる。
カゼインは、体に入れるとゆっくり長く、筋肉に働く。牛乳に酢を入れるとカッテージチーズのようになる。牛乳を飲むと、胃の中は酸性で、それと同じことが起きる。カゼインは、胃の中に留まり、ゆっくりと余すことなくタンパク質が吸収され、筋肉の合成が長く持続する。
2021年9月14日”林修の今でしょ講座”より。
運動しなくても牛乳を飲む。
筋肉を維持する意味で、常にタンパク質を摂取していないと、筋肉が落ちていってしまう。
大事なポイント。牛乳を運動後30分以内に飲む。
共立女子大学のデーターより。運動後30分以内にコップ一杯の牛乳を飲むと、必須アミノ酸が効率よく吸収されて、筋肉を強くする。最新研究。牛乳を飲むと、体脂肪が減る?
女子栄養大学の女子高校生を対象にしたデータより。ほぼ毎日、牛乳を200ml以上飲む人と、ほとんど飲まない人と比べて、体脂肪率が下がっている。
筋肉がつき、基礎代謝が上がって、カロリーを消費する量も増えていくので、体脂肪率も減っていくと考えられている。
2021年9月14日”林修の今でしょ講座”より。
牛乳などの種類の違い。
牛乳は、原材料が生乳(せいにゅう)100%で、無脂肪乳固形分8.0%以上、乳脂肪分3.0%以上のもの。
低脂肪牛乳とは、生乳(せいにゅう)をそのまま使って、乳脂肪分のみを調整し、乳脂肪分0.5%以上1.5%以下のもの。
低脂肪乳とは、原材料が生乳+生乳以外の乳製品で、無脂肪固形分8%以下のもの。
特濃は、乳脂肪の分量が牛乳に対して3・8%以上入っていて、無脂乳固形分8.5%のもの。牛乳にバターやクリームなどを加えて作られるものもある。
2021年9月14日”林修の今でしょ講座”より。
牛乳パックで作ったデザートが、話題。
牛乳フルーツ寒天。疲労回復にオススメ。
作り方。角切りにした缶詰のフルーツやバナナを500g用意。パイナップル、キウイ、ぶどう、みかんなど。
鍋に水と粉寒天を入れ、中火にかける。砂糖、牛乳を少しずつ加え、加熱したらフルーツを入れる。
牛乳パックを立てたまま、必ず氷水で冷やしながら、フルーツが1カ所に固まらないように、少しずつ入れる。冷蔵庫に入れる。牛乳パックの上を開くと簡単に出てくる。
牛乳に多く含まれているビタミンB郡とフルーツのビタミンC。疲労回復に良い。
2021年9月14日”林修の今でしょ講座”より。
●頭痛対策に良いのは、豆乳。
コロナ禍で、マスク頭痛が急増。
脳神経内科の内野先生解説。
マスクをしていると、自分の吐いた息の二酸化炭素が、マスクにこもり、また吸い込む。体の中の二酸化炭素の量が増える。脳の血管が広がり、神経が刺激され痛みを発する。
豆乳に含まれる成分のマグネシウムと鉄分が、痛みを感じる神経を抑制し、頭痛対策になる。
頭痛は、マグネシウムの不足が原因の場合も多い。マグネシウムが、痛みを感じる神経の働きを抑える。マグネシウムが不足すると、神経が過敏になり、血管も広がりやすくなる。偏頭痛の頻度が上がることもある。マグネシウムの摂りすぎには注意。
2021年9月14日”林修の今でしょ講座”より。
豆乳を、1日200ml入り2パック。
必要な量のマグネシウムが取れる。マグネシウムは、牛乳10mg、豆乳25mg。アーモンドミルク、不明。アーモンドには、マグネシウムは入っているが、ミルクになったら入っているかどうかわからない。
鉄分。脳内に酸素を運び血管の拡張を抑制する。貧血になると脳や体に酸素が行き届きにくくなる。頭痛の症状を引き起こす原因になる。
鉄分。豆乳は1.2mg、牛乳は、0mg、アーモンドミルクは、不明。アーモンドと大豆で比較すると大豆の方が2倍含まれている。
2021年9月14日”林修の今でしょ講座”より。
頭痛対策に最適な飲み物は、豆乳×キウイなど。
鉄分の吸収をアップさせるビタミンCと組み合わせる。
豆乳とキウイのスムージー。
キウイ2分の1個、小松菜適量、豆乳200ml。ミキサーで混ぜるだけ。
頭痛対策絶品レシピ紹介。
「ただいま、変身中。」と言う店。中野駅から徒歩5分。豆乳を使って、ラーメンをフレンチ風にアレンジしている。
人気ナンバー1のメニューは、牡蠣と豆乳のラーメン。880円(税込)。値段は変更されている場合があります。
店長の坂さん解説。ラーメンに豆乳を使うことで、口当たりが軽くなり、栄養的に良くなり、健康に良い。
「フレンチ味噌豆乳ラーメン」。を考案。簡単レシピ。
材料。ニンニク、すりごま、豆乳150ml、水150ml、ひき肉、チンゲン菜、きのこ、即席麺、ごま少々、味噌スープの素。
作り方。ひき肉とニンニクを軽く炒める。きのこを加え、炒める。火が通ったら水を加え、味噌スープの素を入れる。豆乳を最後に入れる。豆乳を沸騰させずに火を止める。
別の鍋で、麺とチンゲン菜を茹でる。丼に茹で上がった麺とチンゲン菜を入れ、豆乳味噌スープを入れる。ごまを少々振る。
豆乳にはカリウムが豊富。ラーメンの塩分を排出する働き。
2021年9月14日”林修の今でしょ講座”より。
●風邪予防に良いのは、アーモンドミルク。
免疫力アップが期待できるビタミンEが、豊富。1日200mlのパックを1本飲むだけで取れる。
ビタミンEの量を200gで比較。アーモンドミルクは、6.64mg。牛乳は、0.2mg。豆乳は、0.2mg。
ビタミンEの成人男性の1日の摂取目安、6.5mg。
免疫力が低下する理由の1つは、活性酸素。
寝不足や暑さなどのストレスで増える。細胞を老けさせて、免疫力低下を起こしやすくなる。
ビタミンEは、活性酸素を除去する力がある。免疫力アップにつながる。
ビタミンEは、ナッツ類に多い。
2021年9月14日”林修の今でしょ講座”より。
風邪予防の最強レシピ紹介。
渋谷区にある「バインミートーキョー」。オーナーの音仲(おとなか)さん。ナッツ研究家でもある。
「アーモンドミルク味噌汁」。
水の代わりにアーモンドミルクを鍋に入れ、味噌汁の具材を入れる。煮すぎると風味が飛んでしまうので、火が通りやすい油揚げやネギなどがおすすめ。沸騰する前に火を止め、味噌と顆粒だしを入れると完成。
アーモンドミルク×味噌。
ダブルの抗酸化力で免疫力アップ。アーモンドミルクのビタミンEは熱に強い。
アーモンドミルクは、アイスコーヒーに入れたり、シリアルにかけ、フルーツを添えるなどすると良い。また、鍋料理に使用してもおいしい。
牛乳は、タンパク質が免疫力アップに良い。免疫細胞を体に増やして、抗体をたくさん作るには、タンパク質が必要。
2021年9月14日”林修の今でしょ講座”より。
●胃腸の疲労を回復するのは、豆乳。
夏に冷たいものを食べ過ぎると、秋に胃腸の疲れが蓄積する。便秘や消化不良などの体調不良が起こりやすい。
豆乳を2週間飲むと善玉菌が増え、腸の疲労回復になる。胃を保護してくれる成分が豊富。
無調整豆乳の凄さがわかる研究データ。健康な男女8人に、14日間無調整豆乳を飲んでもらい、腸内細菌のバランスを調査したところ、腸内の善玉菌が増加。
飲むのをやめると善玉菌は減少した。
豆乳には、大豆オリゴ糖がある。通常の食べ物は、消化酵素で分解され吸収される。豆乳の大豆オリゴ糖は、大腸に届き、善玉菌の餌になる。
善玉菌が増えると悪玉菌の活動を抑え、腸の疲労が改善する。
大豆タンパク質。胃粘膜を保護する働きがある。
オススメのきなこ豆乳。きなこの豊富な食物繊維が、腸内の善玉菌の餌になる。
豆乳ヨーグルト。乳酸菌が腸内の善玉菌を増やしてくれる。発酵で、豆乳に含まれるミネラルの吸収率もアップ。
2021年9月14日”林修の今でしょ講座”より。
牛乳に含まれる胃を守る成分の乳糖。
腸内細菌の餌になって善玉菌を増やす。胃腸に良い。
牛乳を飲むと身長が高くなる?と言うのは、
牛乳にはカルシウムが豊富で、骨の成長には良い。筋肉を作る。身長を伸ばすのに良い働きをしているのではないかと思います。
カルシウムの吸収を考えるなら、牛乳は夜に飲むのが良いと言われている。だったら低脂肪牛乳が良い。体脂肪の蓄積は夜になると上がっていく。
2021年9月14日”林修の今でしょ講座”より。
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