雑学…生活・防犯028。
身近な危険行動を知り、事故防止。16の危険な行動。
数々の企業で安全管理アドバイザーを務める、東京大学大学院教授の中尾政之(まさゆき)先生解説。便利な物も使い方しだいで大怪我する可能性がある。正しい使い方をすることが大事。
危険①スマホ。
動画を見ながら、うたた寝をすると、火傷の危険。充電中のスマホで、動画を再生しながら布団をかけて、1時間放置すると、1時間後、スマホの温度は49度。3分間、触れただけで、低温火傷の恐れ。熱がこもる場所や長時間肌に触れる場所にスマホを置かない。
スマホをお尻のポケットに入れて尻もちをつくと、火傷の危険性がある。
実験。スマホに力を加えると火花が飛び、大量の煙が吹き出た。
危険②水槽。
水槽のヒーターで火災。水槽を1週間、放置し続けると、水が蒸発し、ヒーター部に水がない状態になる。ヒーターの温度が急激に上昇し、発火する。長期間の旅行や夏休みの教室などは、要注意。
6年前、ヒーターに発火しない加工の義務付けがされた。それ以前のヒーターは、買い換えた方が安全。
2021年6月5日”世界一受けたい授業”より。
危険③天かす。
高温状態の天かすを、1カ所に集めて放置すると、油の酸化反応が進み自然発火してしまう。天かすは、平らに広げてよく冷ます。
危険④ドライアイス。
ペットボトルに水を入れ、ドライアイスを入れると、ペットボトルが破裂し、子供が破片で負傷した。
ドライアイスの二酸化炭素が、膨張して、破裂。ビンやペットボトル等の密閉容器に入れると危ない。
絶対に入れないでください。
危険⑤カセットコンロ。
二台並べての使用は危険。二台並べたカセットコンロの上に大きな鉄板をおくと、焼肉や焼きそばが大量に作れて便利そうに思いますが、大爆発が起きる事故がありました。
カセットコンロは、高温になると安全装置が作動しますが、2つ並べると片方しか作動しないこともある。
鉄板の熱で、ボンベの温度が上昇、爆発。現在発売されているものには、注意書きがある。
“2台以上並べての使用は、非常に危険ですので絶対におやめ下さい”と。
2021年6月5日”世界一受けたい授業”より。
危険⑥エアコンや扇風機。
6から8月にかけて、エアコンや扇風機の火災事故が起こる。
30年以上前に製造された扇風機のスイッチを入れると、急激に温度が上昇し発火、火災になる恐れもある。扇風機が不調なら、使用中止か買い換えること。
扇風機には、標準試用期間がある。いくら動くからといっても10年以上経ったら買い替え時。
2021年6月5日”世界一受けたい授業”より。
危険⑦天ぷら鍋。
天ぷら鍋での火災。天ぷら鍋の火を消し、その隣でやかんでお湯を沸かしていた。たまたま注ぎ口が天ぷら鍋のほうを向いていて、天ぷら鍋の油がまだ熱かった。やかんのお湯が油の鍋に飛び、油がやかんのガスに飛んで引火し、住宅三軒全焼の火災があった。
2021年6月5日”世界一受けたい授業”より。
危険⑧圧力鍋。
圧力鍋で、普段通りカレーを作ると危険。圧力鍋には、蒸気を逃す弁があるが、カレールーを入れてからも圧力をかけると、弁にカレーが付着して、圧力を逃すことができなくなり、鍋の蓋が壊れ飛んでくる危険性がある。
圧力鍋の注意書きには、”次のようなものは圧力調理しない。カレー・シチューなど、とろみや粘りがあるもの”と書かれている。
カレーを作る場合は、ルーを入れる前に圧力をかけ、ルーを入れた後は、圧力をかけずに調理するように。
危険⑨スプレー缶。
暖房器具の側にスプレー缶を置く。20分以上放置すると爆発する。
2021年6月5日”世界一受けたい授業”より。
国民生活センター。
神奈川県相模原(さがみはら)市にあり、様々な実験が行われている。
センターでは、実験動画で注意喚起している。ロボットが電気スタンドのスイッチの耐久試験をしていたり、長時間の経過観察や危険な実験などに活躍している。
加熱された湯たんぽの口金を開けると熱湯が噴き出てくる。
50周年を迎えた国民生活センターでは、消費者からの苦情や相談をもとに実験を実施して、問題点を明らかにしている。
冷蔵庫。冷蔵庫を壁にぴったりと設置すると熱を放出できなくなる。故障や発火の原因につながる。取扱説明書を確認してから設置しましょう。
2021年6月5日”世界一受けたい授業”より。
危険⑩モバイルバッテリー。
鞄の中で、モバイルバッテリーが発煙。事故を再現すると、カバンの中の温度が64度にもなった。
日本では安全基準を満たしているPSEマークのない製品は、販売禁止になっている。海外製品で、PSEマークのないものは、使用注意すること。
危険⑪スプレー缶製品。
スプレー缶は、中身を使い切り処分。自治体により異なります。
風通しの悪い場所で、ガス抜きを行うのは危険。
実験。密閉された空間で、ガス抜き。10分後、ガスは残っていた。スプレー缶に使用されている可燃性ガスは、空気より重いため下のほうに溜まる特徴がある。ガス抜きは、風通しの良い場所で行うこと。
2021年6月5日”世界一受けたい授業”より。
危険⑫ドライヤー。
ドライヤーを使った後、コードをぐるぐる巻きにしていませんか。
コードの付け根の中で、電線が切れてしまっている時がある。電源・コンセントを入れるだけで、火花が出ることもある。ドライヤーの異常動作を感じたら、使用を控える。
2021年6月5日”世界一受けたい授業”より。
画像”かわいいフリー素材集いらすとや”より。
危険⑬コールドスプレー。
コールドスプレーをかけた状態で、火を近づけると簡単に引火する。化繊の服は燃えると溶けるので、さらに危険。
コールドスプレーを振った後にタバコを吸って、火傷をした事例もある。
危険⑭消毒液。
アルコール消毒液は透明で、引火しやすい。炎が見えにくいので危険。
エタノールの炎は、青白いため見えにくい。消毒後に火に近づくと火傷の危険がある。
危険⑮ライター。
ライターを使用後、すぐにポケットに入れると、ポケットが燃える可能性がある。着火レバーから指を離しても、火が完全に消えないことがある。残火(ざんび)と言う。
消火を確認してからポケットに入れること。
危険⑯電子レンジ。
電子レンジでコーヒーやお茶を温めると、火傷をする可能性がある。
電子レンジで温めすぎて、沸騰させてしまった場合に、取り出してすぐ、顆粒のお茶などを入れるとその刺激で再度沸騰して、お湯がとびはね、火傷をすることがある。
2021年6月5日”世界一受けたい授業”より。
ボタン電池の誤飲。
体温計や防犯ブザーに入っているボタン電池。小さいお子さんが誤って飲み込んでしまい、食道に引っかかる事故が後を絶たない。
実験してみる。鶏肉を子供の喉の皮膚とする。ボタン電池をその上に乗せ、20分。化学反応が起きて、アルカリ性の液体が出てくる。タンパク質を壊す。ただれたようになる。
乳幼児が飲み込んでしまったら、すぐに医者に見せる。
2021年6月5日”世界一受けたい授業”より。
2021年秋。スマホの最新機種が続々と発売。
iPhone13。プロのカメラマンいらずの映画のような撮影。
2022年発売予定。タブレットサイズになる伸びる画面のスマホ。
大進化するスマホの知識のアップデート。
iPhone芸人の、かじがや卓哉さんと女子向けスマホのコレクター、アンドロイドスマホに詳しい富永彩乃さんのお二人が解説。
①持ち主が、亡くなったときに役立つ。
iPhoneに搭載予定の新機能は、スマホに遺言機能がついている。※法的な効果はありません。
法的な「遺言」とは違うが、「デジタル遺産プログラム」と言う新機能。
“デジタル遺産プログラムで、個人のアカウント管理や連絡先になる人を指定しておけば、あなたが亡くなった時に、その人があなたのアカウントと個人情報にアクセスできます”。
個人のスマホに入っていたネットバンキングのデータや大事な連絡先など、家族でも引き出せずにトラブルになるケースもあった。生前に受取人を指定。持ち主の死後にデータを引き出し可能になる予定。
2021年11月28日”日曜の初耳学”より。
②他人のバッテリー切れを回復できる新機能。
アンドロイドスマホで、ワンタッチで、くっつけるだけで、バッテリーを分けてあげられる機能。
ワイヤレスバッテリー共有ボタンを押す。スマホを背面にくっつけるだけで、相手のスマホを充電。
Qi(ワイヤレス給電)への対応が条件。iPhoneやAirPodsなども充電してあげられる。
③余計な人や物が映り込んでしまったときに役立つ機能。
アンドロイドスマホの役立つカメラ機能。AIが余計な人や物を消してくれる。
ペンツールを選択し、消しゴムマークを押す。余計な部分をタッチして消去するだけ。AIが見えない部分の背景を、周りの情報から予測し合成してくれる。
2021年11月28日”日曜の初耳学”より。
④とんでもない写真補正ができる無料アプリ。
Reminiレミニ。古い写真や画質の粗い写真をAIが分析し、高解像度に修正してくれる無料アプリ。
修正前、修正後がすごい。ピンボケしたノートの写真もきれいに見えるようになる。
⑤話題の女子向けスマホ。
女子向けスマホは、見た目が可愛いだけでなく、女性にオススメの機能が搭載されたスマホ。
2つ折りスマホ。Galaxy Z Flip3 5G。コンパクト、かわいい。三脚なしで写真撮影できる。
2021年11月28日”日曜の初耳学”より。
(雑学の日付や番組名、内容は、メモより書き起こしておりますので、間違いや内容の誤解釈などありましたら、ご指摘いただけたらと思います。ブログに貼り付けています画像は、『たっぷり素材 PIXTA』と『筆まめ』『筆ぐるめ』の素材です。他者さまの画像引用の場合は、明記いたします)