雑学…生活・防犯044。
ネットスーパー大手4社。
①Amazonフレッシュ、②楽天西友ネットスーパー、③イトーヨーカドーネットスーパー、④イオンネットスーパー。
ネットスーパーとは、生鮮食品や生活用品の注文・配送サービス。
ここ5年の市場規模は、右肩上がりの2770億円(出典。富士経済)。
流通経済研究所の池田満寿次(ますじ)先生解説。
4社4様の創意工夫と先端技術。
●早く届けるための最新技術がすごい。配達の裏側。
●鮮度に対する驚きのこだわりがある。品質管理の裏側。
①Amazonフレッシュ。
最短約2時間のスピード配達。Amazonフレッシュは、東京・神奈川・ 千葉の一部が配送エリア。
アマゾン川崎を見学。温度帯の異なる4エリアで商品を在庫管理。
●ピッキングは、手作業で、ロボットは使用していない。
最先端のナビシステム搭載の端末。
商品名・個数・保管場所などを表示。カートには商品を詰める袋がたくさん乗っており、複数の注文を同時に捌(さば)く。端末を常にチェックしながら、端末に表示される商品を、該当する袋に入れていく。
広い施設内でも、複数の注文を迷うことなくピックアップできる。端末は最短ルートで商品を揃えられるように表示している。
ピックアップの順番にも法則があり、商品が潰れたり、傷ついたりしないように、重いものから順に入れていくように指示される。
陳列された商品の並べ方にも秘密がある。
同じ商品が複数の場所に入っていたり、食品と日用品が隣り合わせになっていたり、わざとバラバラに配置され、作業効率アップにつながる。
人気の商品が1カ所に在庫されると、ピックアップする人がお互い邪魔になる可能性がある。
保管場所は、日々の売り上げデータやスタッフの意見などから、決めている。
●人気・自慢の商品。
生本マグロ中トロ、柵(鹿児島産)。2294円。
国内の養殖場で水揚げ、生のままAmazonフレッシュの加工場へ。国産で1度も冷凍していない逸品。
2022年8月30日”林修のレッスン!今でしょ”より。
②楽天西友ネットスーパー。
ロボットが活躍する巨大物流センター。千葉と横浜と大阪にある。
横浜のセンターを見学。常温エリアに潜入してみる。
米、シャンプー、水などの商品は、高さ6mぐらいの棚に、青い箱に収められ保管されている。
●自動倉庫。ロボットが、商品の配送管理。
1人のお客様の注文に対して、ロボットが自動でピックアップしていく。出し入れは、リフトみたいなクレーンロボットが行う。青い箱を棚から抜き取り、レーンに載せる。
ベルトコンベアの先には人がいて、袋に入れていく。人は、その場所から動かないので、少ない人数で、大量の商品発送を可能にした。
箱の並び方はランダム。とりあえず空いている場所に入れる。システムが場所を把握している。
冷凍エリア。ロボットは使用していないが、点滅や表示で、ピックアップ作業の効率化をしている。
お客さん用宅配ボックスが運ばれてくる。点滅する。入れる商品の写真が表示される。その商品のある棚が数量表示をしながら点滅している。ピックアップの人は、商品を手に取り、袋に入れる。
間違いのない商品のピッキング。従来の4割の人手で売り上げ80%アップ。
●人気・自慢の商品。
「カシューナッツ香るマッサマンカレー」。世界一おいしいカレーとも言われているタイカレーの一種。
みなさまのお墨付きシリーズ。一般の方に試食品を食べてもらい、80%以上の支持率を得たものだけを商品化している。
2022年8月30日”林修のレッスン!今でしょ”より。
③イトーヨーカドーネットスーパー。
●ダークストア戦略。お店のようでお店でない。
東京日暮里(にっぽり)の配送拠点を見学。通常のお店と同じように陳列している。商品数、約12000点。
実店舗のシステム、従業員のノウハウをそのまま使う。実店舗で働いていた従業員が、効率よく働ける。鮮度などの品質管理もより厳密に行える。
新たなシステムを作るとなると、陳列棚、商品配置、マニュアルなどを1から考えることになり、手間やコストが発生する。
お客さんの満足を追求する仕掛け。
鮮魚の作業場。刺身・切り身は、実店舗と同じ仕組みのため、専門スタッフも配置できる。
配達は、最長、1週間先の時間指定が可能。お届けする直前に調理するので、鮮度抜群。
●人気・自慢の商品。
チルドのミールキット。フライパン1つで簡単に調理できる素材とタレとレシピが付いた商品。
青椒肉糸(チンジャオロース)、肉じゃが、酢豚など、いろんな種類がある。
④イオンネットスーパー。
大きな倉庫を持たないのに全国展開の配送エリア日本一。約5000店舗。店舗が倉庫。
ネットスーパーは、人口の多い都市で展開されることが多い。
池田先生曰く。イオンは、地方の高齢者を助けることになるのではと思う。
配達先に近い店舗の商品ページが表示される。約30,000点の品揃え。
離れた家族への仕送りに利用する人も多い。
●人気・自慢の商品。
新鮮ご当地食材。日本海、山陰のお魚セット。日本全国のバイヤーから仕入れることができる。
2022年8月30日”林修のレッスン!今でしょ”より。
鮮度は本当に大丈夫?驚きのこだわり。
品質管理の裏側。ネットスーパーでは、お客様は、直接商品を手に取って選べない。
鮮度は、ネットスーパーを利用するか、しないかを左右する分かれ目。
①Amazonフレッシュ。
ピックアップ時には、商品の裏表左右上下の6面と中にダメージがないかを確認している。
「鮮度保証プログラム」などがあり、返金に対応している。
鮮度を維持する真空パック入りお魚。仕入先のメーカーで、真空パックし、酸化を抑え、鮮度を維持する。
②楽天西友ネットスーパー。
品質管理のエキスパートがおり、生鮮食品の状態をチェック。品質管理の担当スタッフの指導もし、チェックのレベルが高い。
例えば、短時間で、小松菜の葉のわずかなしおれや、パプリカのわずかなハリのない部分も見つける。
2022年8月30日”林修のレッスン!今でしょ”より。
③イトーヨーカドーネットスーパー。
20年の取り組み。安心安全を届けたい。
品質管理スタッフが、チェックする。
契約する生産者を厳選し、連携し、安心安全な商品作りをする取り組み。プライベートブランド。顔が見える食品。契約生産者、約7300名。ホームページで、生産者の顔や、栽培方法、商品の特徴、オススメの食べ方など掲載されている。
④イオンネットスーパー。
各売り場ごとに、熟練の目利き担当者がいる。時間をかけてじっくり吟味して、ピックアップしている。鮮度の良いもの、消費期限が長いものを選ぶ。
吟味された商品がお客様の手元に届く。
2022年8月30日”林修のレッスン!今でしょ”より。
新たにネットスーパー業界に参入。
「OniGoオニゴー」。地域密着型宅配専門スーパー。
注文から配達まで最速を目指している。配達可能エリアを10分以内に絞り、品ぞろえは、2000種類ぐらい。
配達エリアは、東京、神奈川、千葉、埼玉など。目黒が1号店。
注文から配達までの流れ。注文が入る。ピッキングし始め、7分で準備完了。車の渋滞を避けるために電動自転車で配達。 配達エリアが狭いので、7分で到着。今回の場合は、注文を受けてから14分で配達完了。
ネットスーパーも多様化してきている。いろんなサービスが出ている。自分に合ったサービスを利用するのが良い。
2022年8月30日”林修のレッスン!今でしょ”より。
画像”かわいいフリー素材集いらすとや”より。
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