雑学…勉強・教育050。
ウクライナ問題で、日本に影響のあること。
世界が経済制裁していて、ロシアとの取引ができにくくなる。
経済制裁とは、貿易の制限などで経済的ダメージを与えること。
銀行取引の停止で、お金の動きを止めたりして、戦争を辞めさせようとするもの。
SWIFT(スイフト)。国際銀行間通信協会。
約200の国・地域、1万1000以上の銀行が参加している。ロシアの一部の銀行が取引停止になった。
世界各国が、ロシアからエネルギーを輸入していた。
どんどん値上がりし、あらゆるものに影響している。工場や家庭の電気・ガス。ビニールハウスなどの暖房。船や車の輸送。プラスチック製品や包装材。あらゆるプラスチック製品が値上がりする可能性も。
日本がロシアから輸入しているもの。2021年。
液化天然ガス、24.1%。非鉄金属、18.9%。石炭、18.0%。原油・粗油(そゆ)、16.7%。魚介類、8.9%。その他。
魚貝類は、鮭、カニ、イクラ、うに、つぶ貝などを輸入している。
世界各国では、コロナ禍からの経済活動再開で、いろいろ値上がりしていた。そこにウクライナ情勢が加わりさらに値上がり。
ロシアとウクライナを合わせた小麦の輸出は、世界の約4分の1。4分の3を奪い合い、小麦・小麦製品もさらに値上がり。
日本では、小麦は安定供給のため政府がまとめて購入。
日本とロシアの北方領土問題。
日本はロシアに経済制裁をした。ロシアが怒って、北方領土問題の解決がさらに遠のく可能性が高い。
ロシアは、日本や欧米諸国などを非友好国に指定。
2022年3月19日”池上彰のニュースそうだったのか”より。
半導体不足。
コロナ禍、人手不足で世界的に生産が遅れていた。半導体不足で、日本では、自動車などの生産に遅れが出ていた。
半導体とは、半分導体のこと。導体は、電気を通しやすい。半導体は条件によって電気を通す。絶縁体は電気を非常に通しにくい。
半導体は、デジタル製品に必要不可欠。自動車・ゲーム機・パソコン・メモリーカード・洗濯機や炊飯器の制御部分。スマホの制御部分や給湯器などにも。
ウクライナは、半導体の製造に必要な希少ガスの産出国。世界の7割を占めている。
ウクライナ問題で、半導体は、さらに品薄になっている。
日本でのお風呂の給湯器の故障。交換できない場合もある。オリンピックの選手村の給湯器を一時的に貸し出ししてくれるメーカーもある。
2022年3月19日”池上彰のニュースそうだったのか”より。
日本人がエビを食べるとマングローブが消えると。
豊かな生態系のマングローブは、大量のCO2を吸収している。
日本で流通するエビの約9割が輸入。
エビの養殖場を作るためにマングローブを伐採している。マングローブの生育環境は、淡水と海水の混ざり合うところで、エビの養殖に最適。
エビの養殖場。養殖場が汚れてきたらマングローブを切り開いて隣に養殖場を開発するので、貴重なマングローブが消えている。
例えばタイ。開発によってマングローブが半減した。環境保護を考える必要がある。
SDGs、持続可能な開発目標。地球に住み続けるために人間ができることを考える。
日本は多くの食料を輸入している。人間は生きるだけで世界に影響を与えている。
2022年3月19日”池上彰のニュースそうだったのか”より。
日本人が大好きなアボカド。
メキシコの一部地域で、水不足が起き、水道の水が出ない。
水をめぐる犯罪が多発している。給水車が襲われて水を奪われるなども。アボカドブームにあわせて、大量の地下水を消費したため。アボカドは乾燥に弱く、トマトの10倍の大量の水が必要。
アボカドの別名は、「金のなる果実」。高く売れるので、マフィアが目をつけている。
マフィアは、「盗難が増えているそうだね」と生産者に言い寄り、「護衛してあげます、費用を出しなさい」と要求してくる。断ると、誘拐や殺人に巻き込まれる。
野菜や牛なども大量の水が必要。牛丼一杯を作るのに必要な水は、ペットボトル500ミリリットル、3780本分。世界はつながっている。
日本は、水が豊かなので、自給率を高めるのが良い。
2022年3月19日”池上彰のニュースそうだったのか”より。
画像”かわいいフリー素材集いらすとや”より。
中国。
台湾や尖閣諸島を自国だと主張。
ロシアがウクライナに侵攻している。世界がどういう反応をするのか、中国は伺っている。
中国と日本。
中国の人件費が上がったため、日本の100円ショップの商品が100円で作れなくなっている。日本より人件費の安い国で作ってコスト削減をしていたが、今、世界の中では、日本が安い国になっている。
円安が進んでいる。輸入企業は、輸入の手間やコストを考えると国内で作っても変わらない。
中国や東南アジアの国々は、安い人件費を求めて日本に工場を建てたりしている。
日本のアニメ業界。アニメのヒット作品は、ごく一部。赤字に苦しむ制作会社も多い。
これまで中国の人件費が安かったから、日本のアニメ企業は、中国に発注し、納入してもらっていた。
中国は、国を挙げてアニメ業界を支援している。
アニメーターの平均月収。日本は、17.5万円。中国は、約52万円。中国のアニメ企業が、日本に下請けに出す。日本のアニメーターは、長時間労働で低賃金。中国は日本の優秀な人材を引き抜いている。
アニメと言えば日本だったが、いずれアニメと言えば中国になりかねない。
人口14億人の中国。
ちょっとした変化も世界に影響を与える。
中国の食の多様化により、ステーキを食べる人が増加。牛肉の消費が増え続けている。
中国でも牛を飼育している。餌のとうもろこしがたくさん必要。中国が大量にとうもろこしを輸入している。牛肉1キログラムを得るために必要な穀物の量は11キログラム。
とうもろこしが値上がりしていたところに、ウクライナ問題が起きた。
ウクライナは、とうもろこしの輸出量世界第4位。一段ととうもろこしが値上がりすると、牛肉、豚肉、鶏肉、牛乳が値上がりする。
コロナ禍。日本では給食が中止されていた。大量の牛乳が廃棄され、廃業する酪農家が増加した。
2022年3月19日”池上彰のニュースそうだったのか”より。
中国のニュース。
高層ビルの滝。高さ108メートルから流れる滝。水をくみ上げるのに費用がかかるので、特別な時のみ、滝を流す。
中国の凄い技術。
北京オリンピックでのドローンショウ。ギネス世界記録、5164台同時飛行。ドローンで空中にオリンピック選手を描く。日本では羽生結弦(はにゅう ゆづる )選手。
メディアセンターの食堂が話題に。自動調理ロボ、自動運搬システムなど。
中国のテレビ中継で、AIの手話アナウンサーが登場。
中国では、2700万人以上が、聴覚障害者。AIの手話アナウンサーが、ニュース番組などに導入予定。
中国、太陽光発電が急成長。ソーラーパネルが馬やパンダの形に並べられている。
ソーラー高速道路。路面に埋め込んだソーラーパネルで発電。車が走っても壊れない。発電した電気は道路の照明や情報ボードの表示に使用。将来的には車が走りながら充電できるシステムを考えている。
ニュースが突然消える。
中国での放送で、CNNが急にカラーバーになって映像が止まる。4分後再開。
ニュースを常にチェックをする人がいる。中国のネットやSNSは、AIが自動削除する。
北京オリンピックの開会式は、国内ではわざと30秒遅らせて放送していた。
トラブル発生時に放送を中断するため。国民に調べる手段は無い。海外企業の検索サイトやSNSは使用不可となっている。
サイバーポリス。専門の監視員らが内容をチェック。政府への批判などは、逮捕される可能性もある。
オリンピック、パラリンピックは大成功だった。国家主席が共産党の中で、地位や力を高めていく。
中国は、土地は国のもの。
土地の使用権は売買可能。立ち退きを拒否したため、道路に挟まれた中に家がある場合も。
2022年3月19日”池上彰のニュースそうだったのか”より。
世界情勢の総まとめ。
●ロシアは、世界最大の肥料の輸出国。
ロシアからの輸入ができなくなると、世界の穀物や野菜や果物のコストが高くなったり、生産高が減ってしまう。家畜の餌にも肥料を使っている。餌不足は、家畜の肉質や量に影響を及ぼす。
●世界の人口増加、食糧不足の問題。
世界を救う食べ物として、コオロギなどが注目されている。
昆虫は、餌が少なくてすみ、成長が早く栄養豊富。食用コオロギは、すでに様々な商品が発売されている。味はエビっぽいそうです。
日本人は、戦後の食糧難の時に、イナゴや蜂の子などの昆虫を食べていた。
●国際宇宙ステーション。
ロシア、欧米、日本などが共同で実験や観測をしている。
地球から約400キロメートル上空を回っているが、重力などの影響で、高度が下がる。最終的に地球に落ちてくるので、補給船の噴射で、高度を維持し、軌道修正している。
●ロシア製のロケットは、性能が安定していて、値段が安い。
人工衛星の打ち上げは、多くの国がロシアに頼っていた。
ロシア。月面基地の建設計画。
中国は、独自に宇宙ステーションを建設するなど独自路線を進む。
欧米対中国・ロシアで、月のレアメタルなどの資源の争奪戦が起こるのではと。
月面での工場建設など、様々な構想がある。月面は誰のものと決まっていない。
2022年4月23日”池上彰のニュースそうだったのか”より。
●外国人義勇(ぎゆう)兵。
戦争の技術を磨こうと考えている人たちがいる。実践経験。世界中でテロが増えるかも。
●ブラジル。
アマゾンの違法伐採を放置していた。ブラジル政府は、2028年までに違法伐採をなくすと。
●インドとパキスタンは、戦争寸前。ミサイルの開発。核保有国同士。
●中国の世界進出加速。
ベトナム、フィリピン、マレーシア、ブルネイ等の南シナ海。貿易船などが通る重要な海域。海底に資源もある。
小さな島を軍事基地にした。ファイアリー・クロス礁、スビ礁、ミスチーフ礁などの人工の島3つ。ミサイルを配備するのではないかとも。
ソロモン諸島は、安全保障協定を中国と締結した。中国の軍事拠点になるのでは?とも。
●ミャンマー。
民主派は全滅。軍の弾圧で、市民が犠牲に。学校、病院が閉鎖。停電、水が出ないなど。軍事政権に対抗するため、公務員が仕事をボイコット。一般の人は、軍に対するボイコットを支持している。
ミャンマーの軍事政権は、ロシアからの支援を受けているので、ロシアを支持している。
2022年4月23日”池上彰のニュースそうだったのか”より。
●アフガニスタン。
アメリカ軍が撤退。タリバンが政権を握った。国民は大パニックになり、国から逃げ出す。
タリバン。イスラム教の教えを守る国を作る思想。独特の解釈。厳しいルールを強制。
女性の権利を認めない。女性は教育を受けられない。女性のみの飛行機搭乗を禁止し、男性の保護者が必要など。
サウジアラビアは女性の権利を認めている。
タリバンは逆行している。
●弾圧され続ける民族。「クルド人」約3000万人。
国を持っていない。第一次大戦後、勝手に国境線を引かれ、「クルド人」はバラバラになった。
それぞれ他国で、少数派となって差別されている。トルコがクルド人に空爆をしたりした。
2022年4月23日”池上彰のニュースそうだったのか”より。
知っているようで、よく分かっていない言葉。
●「NATO」。北大西洋条約機構。
ヨーロッパなどの小さい国々とアメリカが一緒になって守りあおうというもの。
30年前は16カ国。2022年5月には、30カ国。
NATOに加入となると、米軍やドイツ軍の基地ができる。
2022年5月14日”池上彰のニュースそうだったのか”より。
●経済制裁とは。
〇軍事的に罰を与えると戦争になってしまう。戦争にならない程度に経済的にダメージを与えること。
経済制裁に国際的なルールは、ほぼない。国連の決議でまとまってやることもあるが、各国の判断でやっている。
経済制裁は、自国にもダメージがあるけれど、皆ですれば、向こうのダメージの方が大きい。
〇第二次世界大戦中。アメリカがドイツに経済制裁。
コカコーラの輸入がドイツはできなくなって、ドイツで調達可能な原料からファンタが開発された。
〇日本とアメリカが戦ったのは、経済制裁がきっかけ。
日中戦争をしていた。アメリカなどが辞めさそうと経済制裁した。アメリカが日本に石油と鉄くずの輸出を禁止した。日本は、インドネシアの油田を占領しに行った。太平洋戦争を始めた。
〇経済制裁という考えは、いつ頃生まれた。
紀元前432年、古代ギリシア。女性が拉致された。ペリクレスは、女性を拉致した貿易都市メガラとの貿易を禁止にした。
〇アメリカの経済制裁が60年間続いている国。キューバ。
1962年から。経済制裁で、アメリカの新車が入ってこない。アメリカのクラシックカーを修理して使用している。キューバでは、食品・医薬品不足。不景気。
経済制裁は、効果が出るまでに時間がかかる。
2022年4月16日”池上彰のニュースそうだったのか”より。
●資産凍結とは。
国が資産凍結の対象を指定。大金持ちの個人や政権幹部、銀行団体など。
指定された人が、日本の銀行にあるお金を引き出したいとしたら、「国の許可が必要になりますよ」と断る。不許可。
個人の資産凍結は、どんな効果が。
大金持ちは、ヨーロッパに豪華なヨットや大豪邸を持っている。次々接収される。大金持ちが困る。その国への働きかけが起こるのではと。
「オルガヒ」とは、ロシアの大統領を支える大金持ち達のこと。海外に資産を持つ事が禁止されていたりする。
プロパガンダとは、政治的な宣伝のこと。
2022年4月16日”池上彰のニュースそうだったのか”より。
●終戦とは、戦争が終わること。
平和条約を結び、国交を回復することにより、戦争が終わる。
●休戦とは、戦闘をやめること。
当事者間の合意で、戦闘を停止。休戦協定を結ぶ。その後戦争を終了させることもある。
韓国と北朝鮮は、休戦協定が結ばれている。
●停戦とは、一時的な戦闘の停止。
口約束で成立することもある。
停戦の目的。負傷者の収容、民間人の避難、平和条約等の交渉の前段階など。
オリンピック停戦。オリンピック開会の7日前から閉会の7日後まで。
停戦交渉。事前に事務方がおおまかなスケジュールを作ることもある。
挨拶から始まり、お互いの主張を聞く。持ち帰って、それぞれの本国で検討する。
オンラインでの、停戦協議も。
司会者はいない。冷静に振る舞う。
「それは認められない」と、全員が一斉に抗議のため、退室する事は、抗議行動としてある。
2022年4月30日”池上彰のニュースそうだったのか”より。
●円高と円安。
世界がピンチになると円高に、ピンチが治まると円安になるといわれていた。
円高。戦争やテロ、金融危機などで影響。
2001年アメリカで同時多発テロ。円を買う動きが起こり、円高が起こるようになった。
有事の円買い。戦争などで、多量の円が買われて、円高になった。
アメリカの景気が回復すると、ドルの人気が上がり、円安になる。
世界がピンチなのに、円安の今。
日本は、天然ガスや石炭などを、ロシアに依存していた。戦争の長期化により、日本経済に影響。
海外の投資家が、円を売った。
また、原材料が値上げ、輸入額がアップ。日本は支払いにドルが必要。円を売ってドルを購入して支払うため、円安になる。
日本は、輸出より輸入額が大きい、貿易赤字国。
今の円安の理由。アメリカの銀行が金利を引き上げた。
コロナの収束で、人手不足。物流が需要に追いつかず、混乱して物価がどんどん上がり始めた。
インフレ。物の値段が上がる。インフレが行きすぎると、買い控え、不況になるのではと金利を引き上げる。世界中の国々が金利の高いアメリカにお金を預ける。
日本は景気が悪い。金利を低くしている。不景気だから金利を上げられない。
2022年4月30日”池上彰のニュースそうだったのか”より。
●為替介入。
政府が円を売買して、影響を与えること。1つの国でやっても効果がない。アメリカが反対している。
日本の国債は、金利が上がると、借金額が増える。
円安だと、輸入品の値段が高くなる。
円安のメリット。輸出企業が儲かる、外国人観光客が増加など。
今は悪い円安。輸出企業は、半導体不足でなかなか生産が増えない。
2022年4月30日”池上彰のニュースそうだったのか”より。
●「寄付」と「募金」の違い。
寄付は、お金や品物を無償で提供すること。
募金は、支援団体等がお金を集めること。
「募金しているところに寄付してきたよ」と言うように表現するもの。
2022年5月14日”池上彰のニュースそうだったのか”より。
(雑学の日付や番組名、内容は、メモより書き起こしておりますので、間違いや内容の誤解釈などありましたら、ご指摘いただけたらと思います。ブログに貼り付けています画像は、『たっぷり素材 PIXTA』と『筆まめ』『筆ぐるめ』『素材辞典』の素材です。他者さまの画像引用の場合は、明記いたします)