トイレットペーパーを買いに走る「母」は、優秀なお母さんたちだと思います。
トイレットペーパー
SNSやインターネット上で、トイレットペーパーを買いに走る人を、「デマに踊らされた愚かな人たち」みたいに蔑む投稿や肖像権を無視した動画を載せているかたなど、多く見受けられました。いつもは、ナイスな動画を配信しているメンタリストさんの動画などを見ましても、少し違うかなと思いました。
独身者、特に、男性にはわからないんだと思います。
その理由をこれからお話ししたいと思います。
①テレビニュースで、「SNSやインターネットで、トイレットペーパーやティッシュなどがなくなると言うデマが流れ、騒ぎが起こっています」と報道されました。
②優秀なお母さんは、家族の危険をいち早く察知します。
「マスクのように、高値で転売しようとする人が買い占めたり、店頭から在庫がなくなるかもと思い予備を購入する人たちが増え、しばらくは店頭から在庫がなくなる可能性があるかもしれない。」と考えます。
家族の危険とは、命の危険ではありませんが、新聞紙で、子供がお尻を拭くことになったり、学校にポケットティッシュを持っていけず、服でふいて、いじめにあったり、亭主が「何で前もって買っておかないんだ」と自分を叱咤したり、無能呼ばわりしたり(60歳以上の世代は、家事は奥さんの仕事と思っていましたから)といろいろ考えます。
③たとえ話ではありますが、「自分の家は、家族四人(男2人・女2人)の1か月分のストックがあります。でも2~3ヶ月ぐらいのストックが必要かもと思い、いち早く、スーパーやドラッグストアで購入(腐るものでもなく、消費しきれないものでもない)しておこう」。
私は、先読みのできるとっても優秀なお母さんだと思います。
次は、少し出遅れた普通のお母さん。
デマだと思い、ティッシュとトイレットペーパーがなくなると思わなかったり、家の在庫確認が遅れ、買いに行くのが遅かったお母さんたちは、店頭でティッシュやトイレットペーパーの在庫がないを目の当たりにし、慌てて買いに走ることになります。
売出しがあると、開店前から並び、とりあえず、数量制限があるので買える分だけ買うことになります。家族四人の2~3ヶ月分のストックが買えたら、オーケーだと思います。
買えなかったお母さんは、代わりになるものを考えます。ウェットティッシュや赤ちゃん用のおしりふきなどを買っておこうと思ったりします。
店頭での入荷に運よく遭遇できれば、やっと買えたとなり、店では早々と売り切れになってしまいます。
以上が、世話をする家族がいてる「お母さん」たち一般の行動で、私もその一人です。
独身で、わからない方は、想像してみてください。
自分がネコを飼っていて、猫の餌の材料に、ネコに良くない物質が含まれていて、販売されている商品がいっせいに回収されるというデマが流れたとします。
ちょっと買い置きしておこうかなぁと思う人と、デマだからとほっておいた人がいたとします。
デマだと思ってほっておいた人が、数週間後、ネコの餌を買いに行くと売っていない。いつ入荷するかもわからない。仕方なく鰹節かけご飯を食べさせようとするも、おいしいネコ缶の味に慣れていて食べない→ネコが、痩せ細る、なんていうことになるかもです。
昔から、「親の心、子知らず」、「孝行したい時に親はなし」という言葉があります。お母さんとして、頑張っている人を 愚かな人たちと見下したり、認知能力が低下している人たちだと決め付けたりするのは、悲しい時代になってきたんですね。
「お母さん」になりたくない人や子育てを放棄する人、児童虐待が増えるのは、時代なのかも知れませんね。少子高齢化は、日本では解消されないのではと思ってしまいます。
その他の売り切れ商品について
最近は、転売目的の買占めなどもあり、お母さんたちは、たいへんです。
マスクが、ずっと買えないので、花粉症の家族をお持ちのお母さんは、マスクの手作りにチャレンジしているようです。
花粉は粒子が大きいので、布とガーゼで防げるようで型紙や作り方を公開している方が、たくさんおられます。私も作ろうと思ったら、ガーゼが売り切れで、耳にかける白い細いゴムひもも売り切れています。遅かったんですね。でも、ガーゼハンカチを入手したので、どうにか材料を集めれそうです。
キッチンペーパーが店頭からなくなったのは、キッチンペーパーで作る「簡易マスク」(警視庁が3年前に公表した)が、大反響のせいだと思います。コロナウィルス対策にはならなくても、花粉症の対策にはなるみたいで、街中では、している人を見かけませんが、ストックがなくなったら作ってみようと思っているか、家で使用しているんだと思います。
長々と書いてしまいましたが、SNSやインターネットは、独身の方たちが多いのでしょうね。偏った意見が飛び交っています。
頑張っているお母さんたちには、なかなか発信する時間が無いかもで、しかたのないことなのでしょうね。
ツイッターで、トイレットペーパーなどを買い求めていて、顔があからさまに映されていた若い目のお母さん、気の毒に思いました。このブログ記事を書くきっかけになりました。本人は人の目にさらされていることを知らないかもしれませんが、頑張ってくださいね。とエールを送ります。
(ブログに貼り付けています画像は、『たっぷり素材 PIXTA』と『筆まめ』『筆ぐるめ』の素材です。他者さまの画像引用の場合は、明記いたします。)
2020/03/05くろうだゆう