本当の弁護士、日本の法廷画はなぜイラスト?
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雑学…勉強・教育007
本当の弁護士
「異議があります」と言う。小さな声でオーケー。タイミングは早ければ早い方が良い。
サプライズの証人を呼ぶ事は、基本的になく、事前に伝えてある。
法廷での服装の決まり。ジーパンで法廷に立つ弁護士が稀にいる。検察官はそんな格好はしない。裁判官に着替えてくるように、言われる場合もある。
裁判官の服装は決まっている。黒色の法服。何にも染まらない公平の象徴。
弁護士などが、法定内を歩き回りながら発言する事は無い。マイクで収録しているため、声が入らないとダメ。
裁判員裁判では、弁護士の発言能力が必要。ハートに訴えかける手法。
検察官と弁護士は、基本的に、お互いに法律家として尊重している。
2016.11.01″林先生の今でしょ講座”より
ニュースで見る弁護士。
釈明会見、当事者の受け答えを指導する。事実を正確に話すための指導やNGワードの指導など。
弁護士は危ない目に会うことが結構ある。交渉に行った先が、暴力団の事務所だったとか、大きなナタを振り上げられたとか、人に追いかけられたとか。
裁判員の人が帰り道に、元暴力団員の2人に「顔は覚えとる」など脅迫された事件が発生。暴力団の通常の脅しは、プラスかマイナスかを向こうが考えているので、あまり怖くない。殴ったとなれば刑事事件になって、懲役がつくので、その人にとってはマイナス。怖いのはそういう判断ができない人。
法廷画。なぜイラスト(絵)。海外は映像や写真。
昭和23年の裁判で、カメラを持つ報道陣が、裁判官の後方からの撮影アングルで、規制がなかった。報道陣がもみ合い、カメラの照明が割れ、裁判官が怪我をした。
記者やカメラマンのせいで、裁判に支障をきたしたから、法廷画となった。
料金の相場… 1枚1〜2万円。重大事件… 1枚10万円。
2016.11.01″林先生の今でしょ講座”より
弁護士のリアルなお金の話。
弁護士の仕事…地味な作業が多い。日本の裁判は書面主義。良い書面を出して裁判に勝つ。陳述書。
裁判は、早い時間は、10時開始。遅い時間は、16時30分開始。
相談者に1日3回会いに行ったり、現場に行ったりする。探偵のように調べたりはしない。
苦手な依頼…離婚問題。
離婚裁判を依頼しに来る人の多くは、相手からたくさんのお金を取るのが目的で、相手にお金がないと、1円も取れない。別れる事はできるが、1円も取れないと、弁護士に不満を言ってくる。
弁護士の収入。弁護士費用を算出。
(例えば)セクハラをされた女性が訴訟をして500万円請求。
相談料(1時間1万円)。着手金500万円の5% + 9万円= 34万円で前金、調査費用に。成功報酬。勝ったときにもらえる。500万円の10%+ 180,000円= 680,000円。
相談料+着手金+成功報酬= 1,030,000円。裁判が長引いても同じ金額。交渉だけの場合は、もっと安い。裁判で負けると成功報酬は無い。
良い弁護士は、マイナス面の説明を簡潔に正確にしてくれる。弁護士会に聞くとその専門分野に詳しい人を紹介される。
悪い弁護士は、高すぎる、言葉巧みに依頼を取る。着手金(返さなくて良い)をもらい、喧嘩して解任。お金をもらうが、仕事をしない。そういう人は、弁護士会を除名される。
弁護士本人が訴えられた場合。100%人に任せる。
同業者ですから、誰が優秀かをよく知っている。自分で弁護をすると、冷静になれず、自分がやるべき仕事ができなくなる。
2016.11.01″林先生の今でしょ講座”より
弁護士の看板。
株式や会社という文字がない。会社にしてはいけない理由。弁護士は、利益を追求する会社と違い、正義を守る職業の為、会社にしてはいけない。弁護士法第1条。弁護士は、基本的人権を擁護(ようご)し、社会正義を実現することを使命とする。
2016.11.01″林先生の今でしょ講座”より
弁護士に、向いている人、向いていない人。
弁護士適性テストで、「人の考えと行動を常に分析できること」を見る。
明らかに黒なのに、白にしてくれと言われたら… 100%断る。
白だと思ってたら黒だった。
依頼者から騙されていた場合。辞任をするケース…辞任をする自由がある。依頼者の説明と事実が異なる場合、自ら弁護を辞退することが許される。分かった事実に即した和解をする。
弁護士の醍醐味は、経験、年齢は関係ない。有名であるも一切(いっさい)関係ない。法廷では、全くフェアに戦える。法律や法解釈能力、事実を見つめる目を養えれば、全く公平に戦える。
2016.11.01″林先生の今でしょ講座”より
衝撃!本当にあった神裁判。
裁判官が、いかに被告人を更生させるか考えながら裁いていることがわかる感動裁判。
テレビ6台を盗み逮捕され、赤ちゃんに1度も会えていない。前代未聞の提案。「刑務所に行く前に最後のチャンスを与えます。生後1ヵ月の赤ちゃんに会えていないので、今回は私の前と言う条件で、赤ちゃんを抱っこしても良いでしょう」。被告人の妻に電話。我が子と初めての対面。全米中が賞賛。日本の裁判官も、できる範囲でやっている。
2016.11.01″林先生の今でしょ講座”より
何があっても適正な刑罰が下されることがわかる逆転裁判。
刑務所に入りたかった男のとんでもない裁判。日本で、4回目の窃盗犯。検察官による尋問が始まった。あなたは重大なミスを犯しています。窃盗罪は、ものが欲しいという意思がなければ罪に問われない。あなたは刑務所に入りたいから万引きを行った。つまりあなたは無罪。刑務所へはいけません。検察官なのに被告の犯行理由に納得いかず、無罪を主張した。裁判はさらにとんでもない展開。
弁護士が、刑事事件は裁判になった時点で99%有罪。あなたは刑務所に入れます。弁護士が有罪を主張。結局2年6ヶ月の実刑となった。「動機はどうであれ人の占有を害すれば、窃盗罪になる」。
2016.11.01″林先生の今でしょ講座”より
弁護士の担当した被告が、自分が思っている罪より重くしてほしいと言ってきたら?
弁護士の使命は、その人が無罪なら、無罪を勝ち取らなければいけない。有罪であっても、適正な刑罰にならなければいけない。本来の刑より重くすることを弁護の仕事だと思っていない。そういう希望は叶えようと努力しません。
イギリスの裁判。
全員同じ髪型、もしくは、カツラ。イギリスでは17世紀から、白いカツラの着用が、義務付けられている。今でも刑事事件では、裁判官がカツラをつけている理由は、被告から裁判官が復讐されないように、変装している。
2016.11.01″林先生の今でしょ講座”より
裁判所の判決ルール。
各自の意味は、「連帯して責任を負う」。「各自〇〇円支払うこと」は、被告全員で〇〇円払うこと。
2017.02.02″日本人の3割しか知らないこと”より
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