肥満の新たな原因が2つ判明、人間にとって塩は筋肉を動かすために必要、減塩し過ぎと隠れ取りすぎなど。


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雑学…美容・健康・ダイエット030

太ったかもの女性


最新研究で、肥満の新たな原因が判明。安松啓子先生(やすまつけいこ)先生。
ダイエットが続かず、痩せられない原因は、口の中の舌にあった。
第6の味覚、脂肪味(しぼうみ)。脂肪味を改善すると、がん、心筋梗塞、脳卒中などの予防に効果的。
甘み、塩味(えんみ)、酸味、苦味、うまみに加わる第6の味覚の脂肪味。味覚の脂肪味は、お肉や魚などの脂の味を感じることができる。鈍感になると、脂の味を感じることができない。油の味を感じないと、油ものを多くとってしまい太ってくる。
2019年10月12日”世界一受けたい授業”より

脂肪味(しぼうみ)が鈍感になる理由。
油分の過剰摂取。
人間は、食べ物を食べると、様々な味を脳が感じることで、消化活動を開始する。満腹ホルモンが分泌され、満腹感が得られる。
脂肪味(しぼうみ)が、鈍感になると、脳からの消化活動が遅れ、満腹ホルモンの分泌も遅れる。満腹感が得られず、食べ過ぎてしまう。油ものを1日2食以上の人は要注意。
2019年10月12日”世界一受けたい授業”より

脂肪味が鈍感になるもう一つの原因。
新たにわかったことは、食事を抜くこと過度な食事制限は逆効果。ホルモンバランスが変わり、脂肪味に対しても鈍感になってしまう。
油ものを10日間控えるだけで、味覚が改善される。
食事以外で、鈍感になった味覚を元に戻す方法。
舌のブラッシング。汚れを落とす。真ん中2回、左右4回。
10日間、油ものを取らなかった、そのあとは、1日1回程度の油物の摂取にするとよい。
2019年10月12日”世界一受けたい授業”より

塩は体にとって大事。白澤卓二(しらさわたくじ)先生。
心臓、脳、筋肉には、生きる上で塩が必要
減塩し過ぎは体によくない。「隠れ取りすぎ」にも注意。
2014年海外の研究で、「塩分が不足すると心臓病や脳卒中のリスクが増える?」という驚きの事実が発表された。先生の推測によると、塩が足りないと、腎臓が危険を察知、アラームを発する。心拍数をあげたり、交感神経で興奮させたりして、心臓や脳の負担が増えるからではと。まだ研究途中。
2019年8月27日”林修の今でしょ講座”より

塩は、人間の体内で、ナトリウムとして活躍。
体重60kgの人の体の中にある塩分量は、塩分濃度を0.3%として計算すれば、180g。
塩は、血液・細胞・骨など、体内のいたるところにあり、筋肉を動かす。
例えば、噛む、腕を曲げる、歩くなど。脳から筋肉への指令は、塩の役割。ナトリウムが細胞内外を移動。電気信号が発生し、情報が伝達される。ナトリウムイオンが活躍している。
伝達がうまくいかないと、歩きづらくなったり、つまずいたりもする。また体温が上がりすぎて、熱中症になる。水分だけ摂取せず、塩も摂取すること。
塩分の吸収のスピードをアップさせてくれるのは、砂糖。糖とナトリウムを一緒にとると、腸で吸収されやすい。
2019年8月27日”林修の今でしょ講座”より

昼間に熱中症を発症する割合が高い。
朝ご飯にアジの干物などを食べると良い。アジの干物は、カルシウム、マグネシウム、DHA、EPAを摂取できる。血流が改善され、汗を出しやすくする。汗をかくことで体温が下がる。
家の中で、熱中症を発症する割合が高い。
高齢になると体温調節が、難しくなる。呼吸だけで水分が失われる。加齢によって、喉の渇きや、温度に対する感覚が弱くなり、脱水症状を起こす。
脱水症状のチェックは、手の甲をつねって戻り具合を見る。3秒で戻ればオーケー。それ以上かかると脱水症状を起こしている。
2019年8月27日”林修の今でしょ講座”より

高血圧の人

塩分の「隠れ取りすぎ」。高血圧になる。
塩は、水分を引き寄せる。血液は、0.9%の塩分濃度。塩分を摂りすぎると、水を細胞からとってしまう。血液の量が増える。増えた血液を全身に送るために、圧力が必要。血圧が上がる。
1日の食塩の摂取目安量。2020年より日本の成人男性1日7.5g。成人女性1日6.5g。7.5gの目安は、味噌汁に換算すると5杯分。沢庵だと、約30切れ、濃い口醤油だと小さじ約10杯分。
日本人の塩の平均摂取量は、1日平均9.9グラムで目標値をオーバーしている。
2019年8月27日”林修の今でしょ講座”より

しょっぱい味に慣れると簡単に元に戻れない。
200mlの水に1gの塩を入れる。5%の塩分濃度。
人間は、0.3から0.4%の塩分濃度が正常なので、0.5%の塩水を飲んで、しょっぱいと感じることができれば、オーケー。感じなければ、塩分の取りすぎ。日ごろから塩分濃度の高いものを食べているということ。
塩分の「隠れ取りすぎ3大チェック。
①よく喉が渇く。②顔がむくむ。③夜中のトイレの回数が増えた。
体内の塩分濃度が上がると、水分が必要と脳が判断。喉が渇く。
顔には毛細血管がたくさんある。塩分を摂りすぎるとナトリウムが水分を連れて血管から出てしまう。細胞の水分量が増えて顔がむくむ。
腎臓が塩分を排出しようとトイレの回数が増える。
2019年8月27日”林修の今でしょ講座”より

余分な塩分を排出する「排出食材」。
①カリウム。カリウムがナトリウムの、代わりになるので、余分なナトリウムが体外へ排出される。取り入れた塩分の80%を、健康な人は排出。健康状態が悪いと排出量が減る。
カリウムが豊富な食材。バナナ、オレンジジュース、ほうれん草、トマト、きゅうり、インスタントコーヒー、玄米ご飯、枝豆、ピーナッツ、ひじきなど。
おすすめの料理。
小松菜とバナナと豆乳のスムージー。カリウム+マグネシウム。
きゅうりの酢の物。酢の酢酸に、減塩効果がある。
腎臓が弱っている方のカリウム摂取は、要注意。お医者さんに相談すること。
②カルシウム。多く含まれる食材。厚揚げ、牛乳、ししゃも、ヨーグルト、水菜、桜エビ、小松菜、納豆、ひじき、切り干し大根など。
③水溶性食物繊維。水と混ざり腸内でゼリー状になり、塩分を包み込んで体外へ排出。
水溶性食物繊維の多い食材。アボカド、納豆、サツマイモ、そば、なめこ、オクラ、ごぼう、セロリ、切り干し大根、こんにゃくなど。
2019年8月27日”林修の今でしょ講座”より

体の悩み別、塩の活用法。
日本で売られている塩は、約400種類。
例えば、湖塩(こえん)、マグマ塩(マグマえん)、山塩(やまじお)、梅塩(うめしお)など。
にがり塩は肌に良い。伯方の塩など。海水を煮詰めると「にがり」という液体と塩の結晶ができる。にがりは、苦味が強いが、海のミネラル、マグネシウムたっぷり。にがりをほどよく残す独自製法の塩は、マグネシウムたっぷりの塩。クセのないまろやかな味が特徴。
日本の水は軟水で、日本人はマグネシウム不足。
2019年8月27日”林修の今でしょ講座”より

抹茶塩(まっちゃじお)。
動脈硬化や血管が気になる人に、抹茶と塩をブレンドした「抹茶塩」をおすすめ。大量の汗をかくと血管内の水分が不足、詰まりやすくなる。
カテキンの抗酸化作用は、血管を守る働き。
抹茶塩とごま油の冷奴。セサミンは血流を良くする。豆腐の大豆サポニンは、コレステロール値を下げる。
2019年8月27日”林修の今でしょ講座”より

便秘

藻塩(もしお)。
便秘などの悩みのある人におすすめ。藻塩(もしお)で、おむすび。甘みがあっておいしい。刺身を、藻塩(もしお)とわさびで食べる。
藻塩(もしお)の製造工程。塩分濃度7倍にした海水(かん水)に、ホンダワラという海藻のエキスを溶かし込む。
海水のミネラルに海藻の水溶性食物繊維をたし、腸内の善玉菌の餌になる。塩の結晶ができるまで煮詰める。遠心分離器で余分な水分を抜く。から炒りで、塩がサラサラになるまで、水分を飛ばす。
2019年8月27日”林修の今でしょ講座”より

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