免疫力アップに良いアマニ油。肌に良い米油。体脂肪として蓄積しにくいMCTという油。他。
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雑学…料理・食べ物067。
健康に良い油の大ヒット商品
健康に良い油の大ヒット商品を医学と科学で検証。
伊藤先生、山田先生、森口先生解説。
「かどや純正ごま油」。1967年発売。
肝臓に良い。ゴマグリナンがたっぷりのごま油。
ごま油が茶色いのは、焙煎機にかけたため。元は白いごま。表皮の部分に香り成分があり、加熱すると化学反応を起こし、風味が良く香りが出る。茶色になる。その後、しぼる。
くびれた形のボトルは、油が垂れても女性が持ちやすい形。
2021年2月9日”林修の今でしょ講座”より。
画像”かわいいフリー素材集いらすとや”より。
ごまは、肝臓を守ってくれる。お肌に良い。
クレオパトラは、ごまを食べていた。古代エジプトでは、ごま油は、燃料やミイラの防腐剤などに使われていた。クレオパトラは、食用以外にボディーオイルにも使っていた。
インドの伝統医学の1つの「アーユルヴェーダ」では、熱したごま油で、マッサージなどを行う。
2021年2月9日”林修の今でしょ講座”より。
「かどや製油の健やかごま油」。2021年2月15日発売。
ごま油初の特定保健用食品。ゴマグリナンのうちの、セサミン、セサモリンの含有量を保証して、特定保健用食品となった。
ゴマグリナンは、悪玉コレステロールをやっつけてくれる。
2021年2月9日”林修の今でしょ講座”より。
肝臓に良い組み合わせ。アボカドとキムチとごま油の和え物。
アボカドには、グルタチオンがあり、抗酸化力、解毒力が強い。肝臓を元気にする。
キムチは、唐辛子、ニンニクなどに解毒作用がある。
納豆+ごま油。納豆が苦手な人にも、食べやすくなる。
ごま油は、1日大さじ1杯程度がオススメ。
2021年2月9日”林修の今でしょ講座”より。
「マルホン太白(たいはく)胡麻油」。
白いごま油で、ごま油の香りのないもの。コクやうま味は、ある。
2008年のバター不足の影響で大ヒットした。お菓子作りにパティシエが利用したため。ごまの栄養は、そのままで、香りがないので、様々な料理に使える。
生の状態で絞る。栄養は、生でも焙煎でも同じ。
日本料理にも使用している。じゃがいもの味噌汁で、味噌とみりんと仕上げにごま油を入れるなど。
太白胡麻油は、酸化しにくい。高温加熱に強いので、時間がたっても油っぽくならない。
コレステロールゼロ。バター大さじ1杯で、30mgのコレステロールがある。
シフォンケーキにも適している。フルーツなどの素材の味が引き立つ。
2021年2月9日”林修の今でしょ講座”より。
「亜麻仁油(ゆ)」。免疫力アップに良い。
肉、魚、野菜など、食材や料理にそのままかけて楽しむ油。
亜麻と言う植物の種を絞り、油を抽出したもの。オメガ3が豊富。血管や脳に良いとの研究報告が多数ある。近年の研究では、オメガ3は、人間の免疫とも関係があることがわかった。
食生活の乱れなどが原因で、免疫の過剰反応で、アレルギーや高熱が出たりする。暴走を抑えて正しく働かせる効果がある。
1日小さじ1杯程度を摂取すると良い。
油の品質を劣化させるのは酸素。酸化が起こると味や匂いが劣化し、栄養成分にも悪影響が出る。亜麻仁油は、酸化に弱い。
免疫力アップの組み合わせ。ヨーグルトに亜麻仁油をかける。マッチする。
2021年2月9日”林修の今でしょ講座”より。
画像”かわいいフリー素材集いらすとや”より。
「日清アマニ油」。2015年発売。
発売の6年前、かけるオイルブームが起こった。油は、炒め物や揚げ物で使うという従来の概念を覆して、健康志向で、サラダや飲み物にかける。
油の弱点として、酸化がある。
フレッシュキープボトル。醤油のボトルをヒントにした。オイルが空気に触れない二重構造。中袋は押し出すと小さくなっていく。出口に逆止弁と言うものがあり、中の空気は出て行くが外からは入らない。工場で油を入れる時は、酸素が入っているところに窒素を入れて酸素を追い出す。
2021年2月9日”林修の今でしょ講座”より。
「アマニブレンド油」。2016年発売。
特許をとった凄い技術。加熱に向かないアマニ油にコーン油をブレンドして、熱に強いオメガ3にした。揚げ物にも使える。
オメガ3は、加熱されると空気中の酸素と結びつき酸化する。酸素をオメガ6に結びつけさせる。オメガ3より、酸素をよく食べるオメガ6。ブレンドすることにより、オメガ3は酸素を食べれない。加熱しても、9割のオメガ3が残る。オメガ6の油は、コーン油。熱に強く、酸化しても嫌な風味にならない。
2021年2月9日”林修の今でしょ講座”より。
オリーブオイル。腸に良い。
オリーブオイルは、日本で1番売れている油。運動不足で便秘になりやすい人にオススメ。
「BOSCOエキストラバージンオリーブオイル」。1996年発売。
90年代のイタリア料理ブームで、大変売れた。
熟す前の早摘みグリーンオリーブのオイルを絞る。フレッシュ&フルーティー。ポリフェノールがより豊富。ポリフェノールは、熟すと徐々に減少する。収穫から24時間以内に絞る。
2021年2月9日”林修の今でしょ講座”より。
画像”かわいいフリー素材集いらすとや”より。
オリーブオイルは、腸に良いポリフェノールとオレイン酸が豊富。
便秘の3大要因は、1、水分不足。2、運動不足。3、食物繊維不足。
ポリフェノールは、善玉菌を活性化させ、腸内環境の改善に役立つ。オレイン酸は、腸のぜん動運動を促進し、便秘改善に役立つ。
1日、大さじ1から2杯程度がオススメ。
腸に良い組み合わせ。木綿豆腐とアボカドとニンニクのサラダ。
アボカドの食物繊維は、腸に良い。豆腐の大豆ペプチドは、腸の負担が少ない。
2021年2月9日”林修の今でしょ講座”より。
米油。肌に良い。ビタミンEなどの栄養素が豊富。
「米油(ボーソー油脂)」。国産米ぬか使用。2007年発売。
いろんな料理に使える。カラッと揚がるので、揚げ物がオススメ。抗酸化作用の強い成分が豊富。
米油は、米ぬかから作られる。米ぬかは、玄米の表面を削って白米にするときにできる副産物。油分が含まれている。お米の栄養の約90%が、米ぬかに含まれている。
米ぬかは、時間とともに劣化する。工場で、すぐに油を抽出する。茶色い油が、2層に分離し、上層部は、食用の油になる。下層部は、ライスワックスと呼ばれ、化粧品に使用されている。
2021年2月9日”林修の今でしょ講座”より。
米ぬかのトコトリエノールとガンマーオリザノール。
この2つは他の油には入っていないビタミンEの一種。抗酸化物質が血流を改善する。新陳代謝が良くなる。肌トラブルに良い。
肌に良い組み合わせ。米油を使ったサーモンとキノコのアヒージョ。
サーモンには、オメガ3、DHAやEPA、アスタキサンチンが含まれている。
油汚れが少ない米油。
油が酸化するとドロドロ油になり、コンロ周りに付着。米油は、ドロドロ油ができにくい。掃除が楽。
2021年2月9日”林修の今でしょ講座”より。
唐揚げに特化した油。「唐揚げの日の油」。2019年発売。
油自体に、おいしさのアラキド酸を配合して、衣までおいしい。
専門店のフライヤーには、様々なエキスが油に溶け出している。油を継ぎ足しながら使っている。
油のほうに鶏肉の旨味や生姜の香りをつけてしまえば良いのでは、と開発した油。
肉、卵、魚に含まれるアラキドン酸を調合。生姜やニンニクの香りも加えている。
2021年2月9日”林修の今でしょ講座”より。
画像”かわいいフリー素材集いらすとや”より。
MCTという油。体脂肪として蓄積しにくい。
味や匂いが少なく、さっぱりした油。
適量は、小さじ1杯程度から。コーヒーに入れたり、そのままかけたり。
MCTとは、ココナッツやパームフルーツに含まれる成分。継続して摂ることで、代謝が高まり、運動時に脂肪を使いやすくなる可能性が報告されている。
MCTオイルは、他の油より約4倍素早く、吸収する。体脂肪として蓄積しにくく、素早くエネルギーになりやすい。
MCTとは、日本語では、中鎖脂肪酸油と言う。油なのに水溶性と言う特徴がある。体の中によく馴染んで、吸収が良い。
MCTは、1970年代から病院で、使われていた。病院で食事が上手に取れない高齢者などに、病院の補助食として、MCTは使われている。咀嚼をしなくても、すぐにエネルギーとして使われる食品。
2021年2月9日”林修の今でしょ講座”より。
「日清MCTオイル」。2015年発売。
家庭向けのMCTを発売した。加熱すると、煙が出るので、直接食材にかけて使う油。
MCTは、タンパク質と一緒にとると良い。アスリートもよく使っている。卵かけご飯にも使われる。
2021年2月9日”林修の今でしょ講座”より。
「日清キャノーラ油」。1992年発売。
脂っこいイメージを覆した特許技術の独自製法。
一般のサラダ油は、なたねや大豆などを原料に生成されたクッキングオイルの総称。
菜種油には、苦味成分が入っている。キャノーラ油は、カナダが品種改良して作った。
厳選した成熟したなたねを使用し、ライト&クリア製法で作っている。活性炭フィルターを使うことで、加熱しても嫌な匂いが少なく、素材のおいしさを引き出す油になった。
2021年2月9日”林修の今でしょ講座”より。
油の消費期限。
封を開けなければ、缶入りの場合は2年、瓶入りの場合は1年半。
揚げ物に使った油は、酸化するので、使い回ししない方が良い。
油は、使い方を間違えないように。油は、一度体に入ったら、なかなか出ていかないので、注意すること。
2021年2月9日”林修の今でしょ講座”より。
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