産地の定義。値上がり、自給率、食品表示など。冷凍食品のランキングと新常識。インスタント袋麺のランキング。
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雑学…料理・食べ物084。
産地の定義。産地偽装とは?
熊本産アサリの多くが外国産だった。
「国産」は、日本生まれの日本育ちと思いがち。
外国産の農産物等が増え、2000年にすべての生鮮食品の産地表示を義務化した。
輸入品の場合は、原産国を表示。
食品表示ルールでの「国産」などの産地の定義。
国が、「長いところルール」というものを決めている。
例えば、A国、10ヵ月。日本、12ヶ月だと「国産」。
B県、5ヶ月。C県、10ヵ月、D県、7ヶ月だと、C県産となる。
育てた期間の長い場所が原産地。あさりなどの貝類や牛などの畜産物などは、生まれた場所ではなく、育てた期間で、産地を表示。水産物や畜産物は、場所を変えて育てる場合が多い。
外国のアサリを日本で育てて国産と表示する事は、問題ないが、国内での期間が短いのに、熊本産と表示したりするのは、産地偽装となる。
「和牛」とは、特定の品種を指す言葉。黒毛和牛、褐毛和種(かつげわしゅ)、無角和種(むかくわしゅ)、日本短角種。
農林水産省などによるDNA鑑定。外国生まれとわかっても、日本での期間が長ければ、「国産」。
チェックする仕組みはあっても、偽装が繰り返されてきた。日本の消費者は、外国産より国産を買ってしまう。
2022年2月12日”池上彰のニュースそうだったのか”より。
画像”かわいいフリー素材集いらすとや”より。
食卓から世界を知ろう。値上がり、自給率、食品表示など
いろんな食品が値上がりしていく。その理由。
●玉ねぎ。
2022年4月に玉ねぎの値段が2倍になった理由。2019年7月、北海道は、猛暑で、雨が降らず、玉ねぎが成長しなかった。
玉ねぎの成長。縦に大きくなってから、横に太る。雨が少ないと横に太れない
●バナナ。
世界的な原油の値上がりで輸送費が上がった。また、バナナを黄色く熟させるために、石油から取れるエチレンガスを使っている。
バナナは、害虫が寄生している恐れがあるため、黄色く熟したものを輸入してはいけない。青いまま収穫。輸入後、日本の倉庫で追熟。
●砂糖。原油の値上がりで値上がり。
また、環境問題でバイオ燃料のバイオエタノールが、石油に代わる新たな再生可能エネルギーになり、とうもろこしやさとうきびがとられてしまい、食品として不足。砂糖の値段が上がる可能性は大きい。
2022年5月7日”池上彰のニュースそうだったのか”より。
●プロテイン。
タンパク質を補う。
ホエイ。チーズ製造時に分離される半透明の液体。タンパク質が豊富。
中国で、ホエイを豚の餌に使うため、世界的に不足している。2018年、中国では「アフリカ豚熱」の流行で、豚の数が激減。子豚の栄養をホエイで補っている。プロテインの値段が上がりつつある。
●輸入牛肉。
中国は豚肉をたくさん食べていた国。牛肉を食べたい人が増え、牛肉の輸入量が、2020年世界第1位となった。中国は買う量が多いし、他国より高く買う。また買い方は一頭買い。
日本は部位別で買う。
輸出側は手間が省けるので、一頭買いをする中国に売りたい。日本は中国に買い負けしている。
●キウイ。
同じように中国に買い負けしている。
2020年のキウイの生産量は、第1位、中国。第2位、ニュージーランド。中国国内の健康ブームで、キウイの需要が増加。ニュージーランドから多量に輸入するようになった。
ここ5年間で、キウイの値段が3割も高くなった。
2022年5月7日”池上彰のニュースそうだったのか”より。
いろんな食品が値上がりしていく。その理由。
●納豆。
中国向け納豆の輸出量。5年で5倍に増加。
爆買いで来日した中国の人が、健康食品と言うイメージで、広めた。中国でお金持ちが増えたから人気になった。納豆をサプリメントのようにして食べる。
●小麦粉。
輸入小麦は、政府がまとめて買い付ける。価格を決めて製粉会社などに売る。
2020年の小麦の輸出国。第1位、ロシア。第2位、ウクライナ。
日本は、アメリカ、カナダ、オーストラリアから、輸入している。高温乾燥による収穫量の不足が値上がりの原因。
小麦の代わりとして注目される「米粉」。
米粉とは、お米を細かく砕いて粉状にしたもの。お団子、おせんべい、和菓子に使われている。
製粉技術の発達により、粒子の細かい米粉が作られ、最近では、パンや麺、ケーキなどにも使われている。
値段は、まだ消費者が少ないので割高。これから米粉の需要が増える。
2022年5月7日”池上彰のニュースそうだったのか”より。
●イクラ。
ロシア、ウクライナ問題の経済制裁で、ロシアへの送金ができず、輸入が減少している。
●生鮮冷蔵な輸入サーモン。
ノルウェー産が約9割で、値段が3割ぐらいアップしている。ロシアの上空を飛行機が飛べないため、ノルウェーから日本への輸送費が、値上がりしている。
●サーモンと鮭。呼び方を変えている。
サーモン。生食用に養殖されているもの。
天然の鮭。プランクトンがまれに寄生虫を食べているので、加熱が必要。
鮭の国内漁獲量トップは、北海道。日本の領海でとれた鮭であっても、北海道沖での鮭漁は、ロシアの許可が必要。鮭は、ロシアの川で生まれたものが多い。
国連海洋法条約。「川で生まれて、川に戻る魚は、原則生まれた側の国が利益と責任を持つ」と決められている。
「日ロさけ・ます漁業交渉」。漁の解禁前に漁獲量の上限などを決める。2022年漁業協力費。2億円から3億13万円。ロシアに支払われる。
ロシアへの経済制裁で、輸入禁止の物があるなか、水産物は輸入禁止にしていない。国内の加工業者・外食産業等への影響を配慮したため。
2022年5月7日”池上彰のニュースそうだったのか”より。
日本の自給率。
日本の食料は、どれだけ国産で賄えているのか。
例えば、とんかつ定食の食材を見てみる。
自給率。米、97%。大豆、6%。豚肉、50%。小麦、15%。卵、97%。
日本は、米農家を守るために、米の輸入に高い関税をかけている。そのため、一定量の米を輸入しなくてならない国際的なルールがある。輸入されたお米は、お煎餅などの加工食品に使われている。
食料・農業・農村基本法の食料安全保障について。
「すべての国民が、現在から将来にわたって、良質な食料を合理的な価格で入手できるよう保障すること」。自然現象で輸入が難しくなる可能性や、戦争で輸入が安定しなくなるなどを考慮し定められている。
日本全体の食糧自給率はどれくらいなのでしょう。
食料自給率は3つある。
①カロリーベースだと37%。カロリーベースとは、食料から得られるエネルギーを基準に換算。1日一人当たり。
②生産額ベースだと67%。(農林水産省2020年度)。生産額ベースとは、日本で消費される食料の年間の金額を基準に換算。
③重量ベース。食料の重さを基準に換算。
2022年5月7日”池上彰のニュースそうだったのか”より。
日本の自給率の推移。
1965年に比べると下がっている。品目別だと大きく下がっているものが、牛肉、豚肉、鶏肉、魚介類。
日本の自給率が下がった原因。
食生活の変化。
牛肉とオレンジの輸入は、国産農家を守るために自由化されていなかった。
第一次産業の農業や漁業などの衰退。高齢化や労働力の低下など。
人口の割に国土が狭い。農地を確保できない等。
輸入で補うために自給率は、低下していく。
輸入牛肉の自由化は、1991年より。肉などの畜産物は、餌を外国に頼っている。
餌の飼料自給率まで含めた自給率を考えると、牛肉、豚肉、鶏肉の自給率は10%以下になる。
農林水産省の方針。
自給率は食品とのバランスをとることが大事。輸入と備蓄もしつつ、できるだけ国産でと考えている。
2022年5月7日”池上彰のニュースそうだったのか”より。
国産や輸入品の表示。
食品や原材料が生鮮食品の場合に限る。
外国で生まれたものを国内で育てることもある。生育地が2カ所以上ある場合、生育期間が長い場所が産地として表示される。
ややこしい加工品の原産地の表示。
例えばウインナソーセージ。
名称、原材料名、原材料産地名の表示。
原材料産地名。カナダ産、アメリカ産、その他(豚肉)。使われている量が多い順に表示されている。豚肉で産地が3つ以上ある。3カ国以上ある場合は、「その他」と表示しても良い。
例えばジュース。
名称、清涼飲料水。原材料名、りんご果汁(ドイツ製造)、果糖、ぶどう糖液糖、酸味料、ビタミンC。
りんご果汁(ドイツ製造)の表示は、ドイツ産のりんごのことではなく、ドイツで作ったりんご果汁ということ。どの国のりんごかはわからない。
2022年5月7日”池上彰のニュースそうだったのか”より。
我が家に必ずある冷凍食品ランキング。ベスト5。
冷凍食品ランキング。ベスト5。
冷凍食品ジャーナリストの山本さん解説。
第5位、冷凍パスタ。
マ・マーの「ソテースパゲティーナポリタン」。ナンバー1の売り上げ。
冷凍パスタは、大手3社だけでも、100種類以上販売されている。
山本さんイチオシの冷凍パスタは、日清「もちっと生パスタクリーミーポロネーゼ」。
第4位、冷凍ポテト。
オレアイのポテトが人気。
オススメ。カルビーポテトのポテチセット。ポテトチップスと同じ味付けだが、大きめにカットされていて、ほっこりした食感。
第3位、冷凍唐揚げ。
ニチレイフーズの「特から」。ナンバー1の売り上げ。
注目。ニチレイフーズの「ハニーマスタードチキン」。レンジでチンするだけ。
第2位、冷凍チャーハン。
ニチレイフーズの「本格炒め炒飯」。ナンバー1の売り上げ。
マルハニチロの「お皿の要らないWILDish」。話題になった。袋のままレンジでチンして、袋の上を切り取り、そのまま食べる。袋が自立するので、お皿が要らない。
第1位、冷凍餃子。
味の素冷凍食品の「餃子」。ナンバー1の売り上げ。年間売り上げ、200億円越え。
新商品。ビール好きのために開発した、「黒こしょうニンニク餃子」。
2022年4月29日”ちまたのジョーシキちゃん”より。
画像”かわいいフリー素材集いらすとや”より。
山本さんが教える令和の冷凍食品の新常識。
●コンビニの冷凍食品売り場が広くなってきていて、冷凍食品に力を入れている。
100種類以上。パンまである。
おすすめ。ローソンの「黒トリュフソースで食べるローストビーフ」。低温調理した赤身肉が、しっとりとした食感で、デパ地下のクオリティーが、楽しめる。
ローソン売り上げナンバー1。「マカロン」。自然解凍でも凍ったままでも食べられる。アイスをしのぐ、手軽に食べられるスイーツ。
注目の「フォンダンショコラ」。半解凍のまま食べる。レンジで温めるととろとろのチョコレートがおいしい。2通りの楽しみ方ができる。
2022年4月29日”ちまたのジョーシキちゃん”より。
●冷凍食品の自動販売機。
飲食店の外に設置されている場合が多い。
食品ロスの削減、24時間の販売体制、人件費削減などのため。
話題の京都中華料理のマルシン飯店。自動販売機での冷凍生餃子や天津飯の餡の販売などしている。天津飯の餡は、いつもの冷凍チャーハンにかけると、ランクアップのあんかけチャーハンになる。
冷凍焼きビーフンや、人気店のパンの自動販売機などもある。
●百貨店が手がける高級志向の冷凍食品。
オススメ。阪急梅田本店の高級冷凍食品専門店「Z’s MENU ジーズメニュー」。
素材に徹底的にこだわり、レストランのような高級な味をご家庭で楽しめる。
和食・洋食・中華だけでなく、多くのジャンルの商品が揃う。
人気商品。「牛肉の赤ワイン煮」。200グラム2450円。調理は、湯煎で10分。
かき揚げや天ぷら。解凍して表面をトースターでカリッとさせるだけ。
2022年4月29日”ちまたのジョーシキちゃん”より。
関西人1万人が愛するインスタント袋麺ランキング。
我が家の袋麺ランキング。
解説。インスタント麺専門家の大和(やまと)さん。
第10位、マルタイラーメン。
棒状ラーメンであっさり醤油味。ノンフライストレート麺。このメーカーは、疲労回復効果を考えた登山者用ラーメンも作っている。
第9位、サッポロ一番しょうゆ味。
第8位、出前一丁。ごまラー油が食欲をそそる。香港では、20種類以上あり、パンと一緒に食べる。
第7位、マルちゃん正麺醤油味。生麺のようになめらかでコシがある。
第6位、うまかっちゃん。九州のとんこつラーメン。ご当地ラーメンの火付け役。青ネギをのせるとおいしい。
第5位、エースコックのワンタンメン。食感の違いを感じさせるために、ワンタンを入れた。スープの隠し味は、松茸風味。
第4位、日清ラ王醤油。生タイプラーメン。小麦の風味が香ばしい。全粒粉入り。
2022年5月27日”ちまたのジョーシキちゃん”より。
第3位、サッポロ一番みそラーメン。8種類の味噌をブレンド。麺にも味噌が練り込まれている。バターとコーンをトッピングなど。
第2位、チキンラーメン。世界初のインスタントラーメン。鶏がらスープ。定番の卵をのせて食べる。
第1位、サッポロ一番塩ラーメン。山芋の粉を練り込んだ麺。チキンとポーク、野菜の旨味のスープ。幅広いアレンジ料理ができる。
サッポロ一番のパッケージの秘密。
サッポロ一番、しょうゆ味。
サッポロ一番、みそラーメン。
サッポロ一番、塩らーめん。
シリーズでありながら、文字のカタカナやひらがななどで、個性を表現している。
番外編。韓国の辛(しん)ラーメン。
袋麺のアレンジメニュー。メーカーのホームページで紹介されているので、ぜひ色々と試してください。
ご当地袋麺は、ネットで購入可能。
大和(やまと)さん、激推しのご当地袋麺。
北海道「利尻(りしり)昆布ラーメン」。昆布の香り。
山形県「鳥中華(とりちゅうか)」。昔ながらの味。醤油の香りのストレート麺。
2022年5月27日”ちまたのジョーシキちゃん”より。
(雑学の日付や番組名、内容は、メモより書き起こしておりますので、間違いや内容の誤解釈などありましたら、ご指摘いただけたらと思います。ブログに貼り付けています画像は、『たっぷり素材 PIXTA』と『筆まめ』『筆ぐるめ』『素材辞典』の素材です。他者さまの画像引用の場合は、明記いたします)