2022年儲かり新商品ニュース、風車のメンテナンスや調理ロボットやカラメルコーティングマシーンなど。耳で聴く本「オーディオブック」。フォントの世界。


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雑学…その他054。

2022年儲かり新商品ニュース

業界新聞記者に聞いた2022年儲かり新商品ニュース、第一弾。
情報提供してくださる6名の方々。
冷凍食品新聞社社長の永沼さん。「ZENDORAゼンドラ」編集長の前澤さん。月刊「食堂工場長」編集統括の木下さん。同じく編集長の通山(とおりやま)さん。週刊「建機(けんき)新報」編集長の吉田さん。「ジャパンプレシャス」編集長の深澤さん。
「週刊建機新報」。建設機械業界の最新情報を紹介する専門誌。
注目の会社。(株)ジラフワーク。
神奈川県横浜市に取材。「ジラフワーク」という車が開発された。
風力発電の風車の羽のメンテナンスを行う。2022年8月には、世界に1台しかなかった。ジラフワークの専門工場は、完成予定。
5mの巨大なキリン。12個のタイヤがついていて、車体の上にクレーンが付いている。全長20m。重さ42t。1台3億円。
実際の稼働現場より。クレーンが伸びていき、クレーンの先端が180度方向転換した。クレーンをもっと伸ばして、風力発電の巨大な風車の羽を挟む位置でストップ。580mまで伸び、高さ80mの風車の羽のメンテナンスを行う。
風力発電の風車は、2年に1度のメンテナンスが法律で義務付けられている。
「ジラフワーク」ができる前のメンテナンス方法は、風車に人がロープでぶら下がって、片方ずつからメンテナンスを行い、一日に2人で1枚の羽をチェックするのが限界だった。
打診検査。羽を叩いた音の高さを聞いて、表面が剥がれていないか調べる。
「ジラフワーク」は、羽を挟み込むコの字型の足場で、メンテナンスの効率を飛躍的にアップさせた。2人で3枚の羽を両側からチェックできる。
陸上の風力発電所は、日本には2300本ほどあり、羽は3枚付いている。メンテナンスの需要はたくさんある。海外の風車は、約34万本。海外の企業からの問い合わせも来ている。将来的には、海の上の風力発電にも対応すれば、さらにたくさんのメンテナンス需要が生まれるのではと考えられる。
2022年8月21日”がっちりマンデー”より。
写真は、https://www.giraffework.com/より引用させていだだきました。

「ジャパンプレシャス」。ジュエリー業界の専門誌。
注目の会社。(有)ビッタアルトレーディングカンパニー。
2021年約45億円の売り上げ。工夫をした新しい売り方で、かなり売り上げを伸ばしている。
パラリワラチェータン社長は、23年前にインドから来日し、会社を設立。世界中から宝石を日本に仕入れ、自社デザインのアクセサリーに加工し、店や問屋に販売していた。
フィリピンで、日本製のジュエリーは、「品質が良い」「偽物が少ない」と、かなり人気が高く、フィリピンからわざわざ買いに来る人が多かった。新型コロナウィルスの影響で、訪日客が激減。日本国内でも販売会が中止となり、フィリピン人客が宝石を買えない。
驚きの販売方法。
FacebookやInstagramなどのSNSを使い、ライブでジュエリーを売ればいいと思いつく。
英語やタガログ語を話す日本在住のフィリピンの方が、販売員。
ライブ販売の仕組み。
①販売員が、ビッタアルの宝石棚から、自分が売ることができそうなジュエリーをチョイス。
② FacebookなどのSNSを使い、ライブ配信で、ジュエリーを持ちながら、スマホに向かって話しかけて、お客さんに販売。タガログ語で「見て、この亀のスタイル、とっても素敵でしょう?」など。どんどん売れていく。すごい熱気で販売員の皆さんは、真剣。
③ジュエリーの販売価格は、販売員が自由に設定。例えば、ビッタアルが30,000円で販売員Aさんに売り、販売員Aさんは、お客さんに33,000円で売れば、3000円が販売員の利益になる歩合制。高く、たくさん売れば売るほど販売員の収入となる。
特にフィリピン人に一番人気なのがイエローゴールド製ハート型のピアスゴールドを押し出した派手なデザインがウケる。
ライブ販売会場での三日間の売り上げが、1億円になる日もある。
宝石販売で大切なのは、「偽物」じゃないこと。SNSなら口コミなどで信用できるかどうかわかるし、ライブ販売は、日本に行かなくても購入できるので、フィリピン人に大人気。
2022年8月21日”がっちりマンデー”より。

「月刊食堂」。飲食店の儲かる秘密が詰まった外食業界の専門誌。
注目のお店。東京都千代田区丸の内の「エビノスパゲッティー」。
スパゲティの調理ロボットで、月商600万円売り上げています。落ち着いた雰囲気のお店。お客さんでいっぱい。とてもおいしい。
キッチンには、世界初のパスタ自動調理ロボットの「P-Robo」が設置されている。盛り付け以外のすべての調理工程を自動で行う、世界初のロボット。ロボット本体は、調理場の2分の1は占めているような大きさ。パスタを作るのが早い。
一般的なパスタ店は、注文から提供まで、10分以上かかる。
こちらのお店では、お客さんがメニューのQRコードでパスタを注文。キッチンの店員さんは注文されたパスタを選択。P-Roboが作業を始める。
ペペロンチーノの場合。生麺を沸騰したお湯に入れ、小刻みに揺らしながら茹でる。麺を茹でている間に、鉄製の鍋の中にソースとカット済みの具材のエビやトマトを投入。茹で上がった麺を入れる。鍋をIHヒーターの上にセット。左右に回転させながら、麺、ソース、具材を混ぜ合わせる。回転速度を上げて、一気に炒める。調理を終えたパスタを店員さんの元へ運ぶ。店員さんが、ルッコラをトッピングして、ペペロンチーノの完成。
注文から約2分30秒で客席に届けられる(2022年8月21日現在)。
パスタ作りで時間がかかるのは、麺を茹でる、具材の仕込み。1人で2つの作業を行うと時間がかかってしまう。ロボットは、2つの作業を同時にこなし、茹で上がりを予測して、具材を麺の元(もと)に運ぶ。
丸の内は、サラリーマンやOLが多いので、ランチタイムにお客さんが集中。P-Roboは、パスタを4皿まで同時に調理でき、注文が次々に入っても問題なし。月商600万円の秘密。
P-Roboを開発したテックマジックに聞いてみた。部分的な自動化だと省力化であって、省人化ではない。人件費を節約できない。調理工程の全てをロボットが行えば、雇用人数が減らせ、スピードアップもできる。P-Roboは、複数の調理工程を同時にこなせる。
テックマジックはパスタに続き、中華料理ロボットを開発中。
2022年8月21日”がっちりマンデー”より。

業界新聞記者に聞いた2022年儲かり新商品ニュース、第二弾。
冷凍食品新聞。
新商品。「ニチレイ」の2022年春に発売の「冷やし中華」、370円。約20万食売れている。業界ナンバーワン、売り上げ2500億円の冷凍食品メーカー。
袋から取り出し、中を見ると、冷凍された冷やし中華の上に氷が乗っている。600ワットで2分50秒温める。氷は溶けていない。タレをかけ、氷と麺を混ぜて冷やす。シコシコの食感の冷やし中華。
電子レンジの特性を利用した商品。氷の塊は、電子レンジでは溶けにくい。
電子レンジの仕組み。マイクロ波が、水分を振動させ、その摩擦熱で食材を温めている。氷は固体のため、あまり振動せず、熱ができないので溶けにくい。
チンした後、氷で麺を冷やせるが、コシを感じられるようにするのは、難しかった。
普通、冷やし中華は、麺を茹で、さっと冷水でシメることでコシが出る。冷凍の冷やし中華は、氷でゆっくり、麺が冷えるので、水分が中に染み込み、伸びてしまう。その分、麺を硬くしようと思った。
チンする時間やタレと氷で、麺を冷やす時間などを細かく計算。そこから逆算して麺を硬めに茹でる。
氷が溶けたときに、ぴったりのコシがでたおいしい麺になった。こうして、冷凍食品で美味しく、冷たい麺を作ることに成功。
新商品。氷を使った「極太つけ麺」。麺は冷たく、スープは温かい。430円。
2022年8月28日”がっちりマンデー”より。

「ZENDORA(ゼンドラ)」。全国ドライ新聞社のこと。ドライクリーニングについての業界新聞。
注目のお店。「リッツ・クリーニング」。東京大田区を中心に展開。
24時間、いつでも好きなときにクリーニングの受付をすることができる
24時間、ロボット受付嬢。クリーニング店が自社で開発。
お店の仕組み。お客さんは、お店の会員登録をして、専用バックを受け取る。洗濯物をバックに入れ、機械の画面で、仕上がり日を選んで、バッグのICチップを読み取る。投入口にバッグを入れ、レシートを受け取れば受け付け終了。ここまでは、今までのクリーニング店でもちょくちょくあった仕組み。
この店では、自動引き取りができる。洗濯物を出したときに受け取ったレシートのバーコードを機械に読ませる。店の出来上がったたくさんの洗濯物が回り出して、お客さんに応じたものが引き取り口へ移動してくる。引き取り口が開き、洗濯物が受け取れる。カバンも一緒に返却される。24時間洗濯物が受け取れる。
リッツ・クリーニングが開発した受付機と引き取り機。お値段は、セットで500万円から。すでに50台売れている。
洗濯物の引き取りが、なかなか自動化できなかった。お客さんが引き取りに来ない、引き取りに来ない洗濯物が、溜まっている。
改善点。受付の最初に受け取り日を決める。洗濯物を受け取れるのは、受け取り日と決めた日から2日間。3日目以降は窓口での受け取りなので、お客さんも早めに取りに来る。仕上がった洗濯物も機械にたまらず、スムーズにお店が回っていく。
お店の人が機械まで作ったのは、社長や常務は、機械いじりが趣味で、大田区の町工場エリアにあり、機械作りには近所の町工場も協力してもらえたのだろう。
2022年8月28日”がっちりマンデー”より。

「月刊食品工場長」。食品工場の今を伝える。
攪拌機(かくはんき)メーカーの「カジワラ」。年商65億円。以前番組では、あんこを焦がさず、粒も潰さず、練る機械を紹介していた。
今回は、新商品のカラメルコーティングマシーンナッツやポップコーンにカラメルをコーティングする機械。1100万円の機械が、2022年8月、約50台売れている。
ハチミツやカラメルをコーティングしたナッツが、海外で売れている。これまでの機械だと、カラメルでナッツがひっつくので、手作業が普通であった。
ナッツをバラバラにつやつやに仕上げる。機械の仕組み。
釜の中のとろとろのカラメルにナッツを投入する。10分、冷やしながら回転速度を上げて混ぜると、1粒ずつバラバラになっていく。
ポイントは羽根。羽根は2本。1つは反時計回りで小さい。もう一つは大きく時計回りする。ほぐし効果をもたらす。羽が1つの場合。同じ方向に押されるだけなので、ナッツ同士がひっついたまま。2本の羽根の場合。内側の羽根にぶつかったナッツが、外側の羽根にぶつかり、ナッツが宙を舞うので、バラバラになる。
このマシンを早くも使って、神戸でナッツ商品を製造販売する有馬芳香堂(ありまほうこうどう)。「香ばし蜂蜜バターナッツ」540円。大ヒット商品に。開発段階では、手作業での予定であったが、この機械を導入することで、商品化できた。
カラメルコーティングマシーンは、ドイツやフランスなどのヨーロッパ企業からの問い合わせが、どんどん来ている。
商品開発のきっかけ。海外からあんこを混ぜる機械で、カラメルコーティングできないかとの問い合わせがあった。カジワラは、メーカーと相談しながら、商品開発をする技術を持った会社だった。
2022年8月28日”がっちりマンデー”より。

「住宅産業新聞」。
デコスが開発した新聞紙が主原料のセルロースファイバー系の断熱材。「デコスファイバー」。
断熱材は、今までグラスウールしかなかった。デコスファイバーは、エコな素材。会社の進歩が期待できる。
2022年8月28日”がっちりマンデー”より。

話題沸騰、耳で聴く本「オーディオブック」

「オーディオブック」とは、本を朗読で聴ける。
オーディオブック創業者の上田渉(わたる)さんと、オーディオブックマニアの、ティモンディの前田さんが解説。
朗読を芸能人の声で聴ける。
例えば、「君の名は。」のサイドストーリー朗読。上白石萌音(かみしらいしもね)さん。「
犬にきいてみろ」の朗読、杏さん。
若い人はもちろん、老眼の方も目が疲れずに本を楽しめる。
40万冊以上。聴き放題のサブスクで、大ヒット。
例えば、オーディオブックAudible。月額1500円で、12万冊以上聴き放題。2022年1月、会員数が25%アップ。
SFドラマ「アレク氏2120」。効果音もすごく、映画のよう。声優は、窪塚洋介さん、梶裕貴さん、山寺浩一さんなど。
Audibleの制作現場。利用者を惹きつける工夫を凝らした録音。
ビジネス書の朗読は、小説とは違い、情報量が多いため、感情を込めないで読む。
入眠のためのオーディオブックでは、眠りに誘うように優しく話しかける。
2022年10月9日”日曜の初耳学”より。
画像”かわいいフリー素材集いらすとや”より。

オーディオブックの活用術。
認知症予防トレーニングと同等の効果。
運動時にオーディオブックを聴く。2つのことを同時に行うことが、認知症予防に良い。
1.5倍速など、時短で聴くことができる。
企業の福利厚生として、ビジネス書が読める会社もある。
家事をしながらオーディオブック。
寝かしつけ絵本。忙しいお母さん世代から人気。普通だと寝かしつけに20分かかるところ、オーディオブックを聞かせると、10分で寝かしつけできたりする。体内音や、1/f揺らぎなどリラックスさせる効果音が入っており、安心して寝る工夫がされている。
2022年10月9日”日曜の初耳学”より。

知れば楽しくなるフォントの世界

トレンドワード「フォント」。
店の看板、スマホの文字、商品のパッケージなどのフォントには、明朝体、ゴシック体、筆文字、古印体など、3000種類以上ある。
脳科学的に人は、文字を見たとき、0.2秒以内で、好き嫌いを判断するとも言われている。
いろんな会社が、商品のフォントを変更して、イメージチェンジしている。
お菓子の「ブラックサンダー」。パッケージのデザインを変更。フォントの変更以外に、英語から日本語に。いろいろな要因がありますが、出荷本数が約47倍になった。
森永乳業のアイスクリームMow。可愛らしいからスタイリッシュに変更。売り上げが1.5倍になった。
くら寿司の看板。海外を意識した日本らしいフォントに変更。
2022年10月16日”日曜の初耳学”より。

特徴的なフォント。
●漫画の吹き出しのセリフによく使われるフォントは、「アンチゴチ」。
かな・カタカナは、明朝系の「アンチック体」。漢字は「ゴシック体」になっている。書体を統一していないので違和感があり、人間が話す抑揚を感じる。
ワンピース、呪術廻戦、キングダムなど。
●日本人だけが読めないフォント。Electroharmonix(エレクトロニックハーモニクス)。
アルファベットをカタカナのように表現したフォント。日本人の脳は、カタカナの日本語に認識してしまう。
2022年10月16日”日曜の初耳学”より。

●「闘龍書体(とうりゅうしょたい)」。
鬼滅の刃の人気キャラ紹介で使われた話題のフォント。
フォントはどうやって作られるのか。
株式会社昭和書体の坂口さん解説。親子3代で昭和書体を運営し、64フォント以上を作成している。
1つのフォントを作るのに3から5年かかる。「闘龍書体」は、父の直筆。
昭和書体が注目され、食品やゲームなどのパッケージにも使用されている。
書体の作り方。筆文字みたいなのに、字じゃなく絵を書いている感じ。書道ではない。2度書きは当たり前。一文字ずつ丁寧に書いていく。
1つのフォントを作るのに、かなや漢字など、最低でも7000文字が必要。
まずは、基本の文字を10文字ほど、デザインする。
次に種字と呼ばれる文字、数百文字を作成。文字を増やしていく。
「闘龍書体」は、7000文字を手書きで書いていた。
2022年10月16日”日曜の初耳学”より。

(雑学の日付や番組名、内容は、メモより書き起こしておりますので、間違いや内容の誤解釈などありましたら、ご指摘いただけたらと思います。ブログに貼り付けています画像は、『たっぷり素材 PIXTA』と『筆まめ』『筆ぐるめ』『素材辞典』の素材です。他者さまの画像引用の場合は、明記いたします)