学校の先生が、生徒に教えたい日本の「食」を変えたスゴい発明品ベスト20。 5番目の味覚は?パンの缶詰が世界へ、点滴を飲んでいたのをヒントに作られたものとは?レトルトとは何?ほか
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雑学…勉強・教育024
学校の先生が、生徒に教えたい日本の「食」を変えたスゴい発明品ベスト20
第20位、ヤクルト。1935年発売。
治療医学、病気を未然に防ぐ予防医学を世に広めた。
世界39の国と地域で、1日4000万本販売される大ヒット商品。
昭和初期、衛生環境が悪く、感染症で命を落とす子供が多かった。
乳酸菌入りの飲み物はなかった。乳酸菌は腸の中で悪玉菌の増殖を抑え、善玉菌を増やす。善玉菌が増えると、免疫力アップ、病気予防、コレステロール低下、肌トラブル改善などの効果。
2019年7月30日”林修の今でしょ講座”より
胃酸に負けない乳酸菌。
生きて腸に届く乳酸菌の「シロタ株」。ヤクルトの創始者、代田(しろた)博士。
胃酸の中に、乳酸菌を入れ、生き残った乳酸菌を培養。少し濃くした胃酸の成分へ投入。徐々に成分を濃くして、人間の胃酸に負けないものだけを増やしていった。「シロタ株」が誕生。
ヤクルト1本に200億個のシロタ株が入っている。
強い品種×強い品種。肉や野菜、果物にも生かされていて、日本の食文化を支えている。
2019年7月30日”林修の今でしょ講座”より
海外で売れなかったヤクルト。
1964年世界進出。英語に直訳すると、ラクティック・アシッド・バクテリア。悪いメージ。
海外でもヤクルトレディーを雇用した。見ず知らずの飲み物をいきなり買ってと言われても買わない。ヤクルトレディーで、対面販売。女性の社会進出を後押し。世界でも成功。
2019年7月30日”林修の今でしょ講座”より
第19位、ガリガリ君ソーダ味。1981年誕生。
青色は人工着色料ではなく、自然のものから作られている。それまで食品には青色がなかった。ソーダ味のアイス=青色。色のイメージを広めた。
ガリガリ君誕生前は、ソーダ味はなかった。青い空と海をイメージして作られた。青色の着色には、スピルリナ(藻)、紅花(植物)、クチナシ(植物)この3種類より着色されている。
2019年7月30日”林修の今でしょ講座”より
かき氷が片手で食べられる。
かき氷をアイスでコーティングし、アイスの素で味付け。
①外側のアイスの素を凍らせた型に入れ固める。②器を作るために、固まっていないところを吸い取る。③かき氷を入れる。
2019年7月30日”林修の今でしょ講座”より
第18位、お茶漬け海苔。1952年誕生。
20以上の国や地域にも輸出。
炊飯器や電子レンジのない時代は、ご飯は冷えて固くなる。お湯をかけるお茶づけ海苔で、冷やご飯が美味しく食べられる。
お茶漬け海苔の具材。のり、あられ、緑色の粒。
緑色の粒は、「調味玉(ちょうみだま)」と言われ味のベース。抹茶、昆布の粉、塩、砂糖などをまんべんなく混ぜ、ひとつぶひとつぶにした。粉のままだと湿気を吸って、均一に包装できない。顆粒にして、味も均一にしている。
あられの役割。昔は包装技術が低く密閉度が高くなかった。あられは、乾燥剤に近い役割をして、湿気を抑える。
2019年7月30日”林修の今でしょ講座”より
永谷園のルーツは、江戸時代。
一般庶民のお茶は、赤黒くて香りもなくて美味しくなかった。今の緑茶の煎茶を発明した。
お茶と海苔の関係。管理方法が同じで、湿気に弱い。お茶は春から秋、海苔は冬から春。一年中商売ができる。
2019年7月30日”林修の今でしょ講座”より
第17位、こんにゃく。1776年に一年中製造可能となった。
世界でもブーム。
こんにゃくいもは収穫するのに3年かかる。低温に弱く、腐りやすい。昔は、生ですり潰す。収穫時期だけこんにゃくを製造していた。
1776年に、こんにゃくいもを乾燥し、粉末化して、一年中製造可能となった。コンニャクイモの粉末は白い。白いこんにゃく。以前は皮ごとすりつぶしたため黒かった。白いこんにゃくは売れなかったので、ひじきなどを加えて、あえて黒くしている。
2019年7月30日”林修の今でしょ講座”より
第16位、インスタントコーヒー。1899年。
加藤博士。緑茶を粉末にする研究を続けていたが失敗。コーヒーでやってみたら、成功した。失敗から偶然生まれた。
1970年、CMや広告で「新聞、トースト、ネスカフェ」。インスタントコーヒーが広まると朝食にパンを食べる文化が根付いた。
2019年7月30日”林修の今でしょ講座”より
第15位、かまぼこ。
平安時代、1115年頃。冷蔵庫がない時代。魚がたくさん取れても、全部をすぐに焼いて食べ切れない。保存食にした。
世界で大人気の「かにカマ」。20カ国以上で販売。カニカマは、英語では、「すりみ」。
「かにカマ」は、冷凍魚のすり身と卵白で作られている。トマトやパプリカの天然色素で着色。低脂肪、高タンパク。体に優しいヘルシー食材。筋肉を作る。手軽にタンパク質を摂取できる。
2019年7月30日”林修の今でしょ講座”より
第14位、まいたけ。まいたけの栽培技術。1983年。
30年以上前は、幻のキノコと言われ、「松茸」よりも貴重だった。
「まいたけ」の名前の理由。見つけたときに喜びのあまり、舞い踊ったため。
まいたけは、雑菌に弱く、栽培が困難で、屋外で作ることができない。室内での栽培。温度、湿度、光、風をコントロール。山間部の環境をまねて調整。木漏れ日や霧までも再現しミストなどで湿度も管理。天候に左右されず、70日で収穫なので、1年中作れる。
2019年7月30日”林修の今でしょ講座”より
第13位、醤油。1254年鎌倉時代。
和食の調味料。江戸時代に醤油の普及で、寿司、うなぎの蒲焼、天ぷら、蕎麦が生まれた。庶民に普及。江戸料理と呼ばれ、醤油とともに、料理の数が格段に増えた。
握り寿司ができた。それまでの寿司は魚を発酵させた、なれ鮨(なれずし)が一般的。
醤油は、鎌倉時代の偶然の産物。味噌を作っていたら、味噌樽からたれている液体があった。もろみ味噌の一種の金山寺味噌の副産物で醤油ができた。
2019年7月30日”林修の今でしょ講座”より
画像”かわいいフリー素材集いらすとや”より
第12位、味の素。1909年誕生。
池田菊苗(いけだきくなえ)先生。昆布だしの昆布を研究していた。グルタミン酸を発見。
5番目の味覚である「旨味」。世界の味覚を変えた。甘み、苦味、酸味、塩味に、「うまみが追加」。
味の素は、さとうきび100%。サトウキビの糖を微生物が発酵させるとグルタミン酸になる。味の素は、そのグルタミン酸からできている。
2019年7月30日”林修の今でしょ講座”より
第11位、「サトウのごはん」1988年。
ご飯を炊くのは時間がかかると言う日本人の考えをくつがえした。
おいしいご飯が、いつでも誰でも食べられる。炊いたご飯を常温で10ヵ月も保存できる。水分が多く菌が繁殖しやすいのがご飯の痛む原因。
炊飯前のお米を超高温のスチームで瞬間殺菌。無菌状態に近づけた。パックでの長期保存を可能にした。
保存期間を伸ばす工夫。酸素と結合しやすい鉄の粉をを容器の素材に入れ、酸素を吸収させて鮮度保持剤がわりにしている。
2019年7月30日”林修の今でしょ講座”より
第10位、ミツカンのお酢。江戸時代後期の1804年。
握り寿司を代表的な日本食にした立役者。
新しいものを生み出すパイオニア精神。鎌倉武士の代表的なおかずは、酢であった。
ミツカン酢の創始者は、酒造りは、好不況があり、売り上げも伸び悩んでいた。江戸の町にマーケティングリサーチに行く。押し寿司と出会う。握り寿司が生まれようとしていた。米酢が不足。酒粕から酢を作れば、と思いついた。
はじめの握り寿司は、屋台で、おにぎり位の大きさがあった。
2019年7月30日”林修の今でしょ講座”より
第9位、パンの缶詰。1996年。
阪神淡路大震災の後に開発された。賞味期限3年のパン。保存食。3年間ふわふわ。
1日2000個、パンの缶詰を製造。人の手作業。特殊な紙を入れてパンを缶詰ごとオーブンで焼く。紙の性質で平均的に水分を蒸らす。パンの水分を均等に程よく吸う。焼き上がったらすぐに密閉し、無菌、無酸素状態を保つ。
食糧難に苦しむ世界中の人たちへの支援活動もしている。
2019年7月30日”林修の今でしょ講座”より
第8位、サラダチキン。2001年に発売。
高タンパク、低脂質の鶏の胸肉。サラダに合うチキン。
以前は、胸肉はパサパサ。鶏肉の中まで味を染み込ませた。真空状態の釜の中、肉が膨張し隙間ができる、調味料が入りやすくなる。
日本人はもも肉が好き。胸肉を食べやすいようにジューシーにした。スチームオーブンで、肉汁を閉じ込める。中はジューシーで、大量生産が可能。
2019年7月30日”林修の今でしょ講座”より
第7位「コシヒカリ」。
生産量日本一のおいしいお米。日本の米はおいしいと言う常識を作った。
2番目に作られている米は「ひとめぼれ」、3番目は、「ヒノヒカリ」。どちらも「コシヒカリ」の子供。優秀な米を作るとその子供まで作り、日本の食生活が豊かになる。
おいしい理由。新潟の魚沼地方は雪解け水で、山の栄養が豊富。
2019年7月30日”林修の今でしょ講座”より
「コシヒカリ」誕生秘話。
1944年、新潟県農業試験場。開発者は、おいしいお米を作るべきと稲の交配を開始。開発当時、「コシヒカリ」には2つの欠点があった。いもち病などの病気に弱い。稲の背が高く、倒れやすい。
開発者は、コシヒカリの味が良かったので、どうしても栽培したかった。「栽培方法で改善できる欠陥は、欠陥にあらず」と、欠点を克服しておいしいお米を全国に広げた。
2019年7月30日”林修の今でしょ講座”より
第6位、「ふえるわかめちゃん」。1976年。
理研ビタミン(正式名称、理化学研究所)が作った。
昔は、わかめと言えば味噌汁しかなかった。「ふえるわかめちゃん」が発売されてから、わかめを使った料理が増えた。
すぐに使えるようにした衛生処理。十数倍にも増える、乾燥技術。栄養が豊富。食物繊維もいっぱい入っている。保存面も解決。
2019年7月30日”林修の今でしょ講座”より
「ふえるわかめちゃん」製造工程。
三陸わかめを湯通ししたもの。海藻には異物や砂がついている。
①巨大回転ふるい。小エビ等をふるい落とす。
②巨大回転洗浄マシーン。水をかけ洗い流す。天然物で異物が多いので、よ~く洗う。① ②のおかげで、家で洗わずにすぐ食べれる。
洗い終わったわかめはカットされる。
すごい乾燥マシーン。回しながら乾燥すると、わかめが重ならず、1個ずつ丸まって乾燥される。お茶の葉をヒントにした。お茶は、揉まれて丸まっている。
カールさせて乾燥すると、表面積が増え、早く水で戻せる。
中華そばで、ほうれん草の代わりに「ふえるわかめちゃん」を使ってみた。わかめラーメンができた。
2019年7月30日”林修の今でしょ講座”より
第5位、コンビニおにぎり、1978年、セブンイレブン。
いつでもパリパリの海苔でおにぎりを食べられるようにした。
現在はテープを引っ張って、左右に引っ張る。
そもそもは、ポリ袋に、ご飯を入れて握る。ポリ袋の上にのりを巻きさらにポリ袋で包む。三角の頭を切り、ビニールを引っ張れば、手を使わずに苔がご飯に巻きつく。という仕組みを考えだした。発想力。
1979年、引っ張るだけの「おにぎりQ」が発売され、その後進化し今のおにぎりになった。
2019年7月30日”林修の今でしょ講座”より
第4位、ポカリスエット、1980年。
熱中症を防ぐ。水分補給の常識を変えた。英単語のスウェットは、汗の水分を補給と言う意味。ポカリの意味はなく、響きの良い言葉。
昔は運動中は水を飲まない。熱中症の患者が多かった。ポカリスエット発売後、こまめな水分補給を推奨。運動中の熱中症患者が減る。
2019年7月30日”林修の今でしょ講座”より
ポカリスエット開発秘話。
大塚製薬がなぜ作ったのか。40年以上前に、病院で目撃したことは、手術を終えた医師が、水分補給のために点滴を飲んでいた。点滴液は体液に近く、汗をかいて失われるのは体液。失われた汗の成分を手軽に補給できる飲む点滴を、作ろうと思った。
持っている知識を、別の分野でも生かすことができないかという発想が大事。
水だけ飲むと、体内のミネラルが薄くなり、水分を吸収しなくなる。ミネラルと水を一緒に取る。
2019年7月30日”林修の今でしょ講座”より
第3位、「納豆」。
健康長寿には欠かせない日本の発酵食品の先駆け。
縄文、弥生時代説より。住居は竪穴住居。床などに稲わらが使われていた。わらを敷いた住居の中は、炉を炊き暖かい。大豆がこぼれる。大豆をわらが包む。納豆ができていて食べてみるとおいしいと思った。醤油とともに、江戸時代の庶民の朝ごはんの定番となった。
2019年7月30日”林修の今でしょ講座”より
画像”かわいいフリー素材集いらすとや”より
第2位、ボンカレー。1968年。
医療機関で使われる点滴の殺菌技術を応用。現在は賞味期限は1年。
レトルト食品は法律で保存料を使ってはいけないと決まっている。
香辛料の強いカレーを使い、「レトルト臭」を打ち消した。
2019年7月30日”林修の今でしょ講座”より
「レトルト」とは、レトルト釜のこと。
圧力と熱を加えて殺菌する釜を示す言葉。その釜を使用した食品を「レトルト食品」と呼ぶ。
120度を超える高温で加熱。袋が破裂しないように圧力をかけコントロール。袋ごと殺菌。日本の食品衛生法では、「120度で4分以上で、加圧加熱殺菌しなさい」としている。すべての微生物が、活動しなくなるので、安全性が高い。
従来、レトルト食品はお湯で温める。
電子レンジで調理できる袋を開発。蒸気口は蒸気を逃すほかに、レトルト臭も逃がす。スパイスの香りがより引き立つ。
2019年7月30日”林修の今でしょ講座”より
第1位、カップヌードル。1971年。
世界80以上の国と地域で販売。
意外な歴史。室町時代位までは、戦争時、食料は略奪がメイン。戦国時代以降、食料を携帯するようになった。戦いの時に、味噌を携帯していくようになった。
カップヌードルなどの携帯食が欠かせなかった。
発売当時の値段。チキンラーメンが20円の時に100円でも売れた。
当時、日本では、海外のものに関心が高かった。メイドインジャパンを感じさせない工夫をした。ネーミングとパッケージやCMで、まるで海外から来て新たな食文化を提案しているように見せた。パッケージのデザインの金の模様は、西洋のお皿がモチーフ。
2019年7月30日”林修の今でしょ講座”より
カップヌードルの凄すぎる技術。
たった3分で湯戻りする。
カップの中心で麺を浮かせて固定する中間保持構造。麺の密度に差がある。下は密度が低く、上は密度が高くなっている。お湯を入れると下の方が戻っていて、それから上まで戻る。均等に湯戻りする。
カップヌードルの製造工程。
麺をいちど蒸す、麺に味付けするためスープを染み込ませる、一人前にカット、型に入れ整え、高温の油で揚げて、乾燥させる。
瞬間油熱乾燥法。麺の中の水分が蒸発。麺に穴が開くことで湯戻りしやすくなる。
麺が割れるのを防ぐために、油で揚げた麺にカップをかぶせる。
非常食として役立つ。お湯だけで美味しく、暖かく食べられる。地球の人類のためになっている食品。
2019年7月30日”林修の今でしょ講座”より
画像”かわいいフリー素材集いらすとや”より
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