東京ビックサイトの展示会。今、観るべきドキュメンタリー映画。日本で生まれたシティポップが海外で大ブーム。
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雑学…その他060。
東京ビックサイトの展示会で発見
東京ビックサイト。
様々な業界の最新ビジネスが発表される。「展示会の聖地」とも言われている。
●”日本の食品”輸出EXPO JFEX 2022。
海外に輸出をしたい日本の食品メーカー、日本に輸入してもらいたい海外メーカーが出展。
注目のトーホー工業株式会社。発泡スチロール製容器のメーカー。
「生卵が割れない輸送用発泡スチロール容器。1.5メートルの高さから落としても、中の生卵は大丈夫」。
ということなので、実験してみる。生卵30個セットし、1.5メートルから落下、大丈夫。2メートルからでも大丈夫だった。
発泡スチロール自体が柔らかいので、バランスの良いところで、うまくたわみ、クッションの役目をする。
旧製品は、卵の大きさが違っても入るように、少し大きめの凹みだったため、落下により割れることがあった。
新製品は、卵を柔らかい突起で優しく支えて、中でガタガタするのを防ぎ、割れるのを防ぐ仕組み。さらに穴の底にもう1段下に深い穴があって、卵が揺れても卵の底が当たらない工夫がされている。
「アスパラガス専用発泡スチロール容器」。クッション性があり、アスパラガスの穂先が、傷ついたり折れないような仕組みになっている。
2022年9月18日”がっちりマンデー”より。
●施設園芸・植物工場展2022。
最新のビニールハウスや温室、最新の野菜を展示。農業を始める方、現役農家さん達が来場。
タキゲン製造株式会社。明治43年創業の老舗金物メーカー。
主力製品は、配電盤の扉のハンドル部分など、8000点以上。年間売り上げ266億円。
2009年から農業に参入。作れるものをどんどん作っちゃおうと言う社風。
農家さんのお困り事や要望を聞き取り、まず形にして提案し、アイディア農業グッズをいろいろと作っている。農業関係の方々に評判で、結構売れている。
高評価の「あぐり下駄」。ちょっと高い所にある果物などを収穫する時、台車や脚立をいちいち移動していたことを改善。
変わった商品がいっぱい。「音符君」、「誘引クリップО次郎」。
「枝バウアー」。トマトの茎を折れないようにするパーツ。野菜を育てるとき、実の重さで枝が折れてしまうことがあった。
「きゅうり茎カッター」。親指に装着し、片手できゅうりを収穫することができる。替え刃式。
「ポイ投げキャット」と「ビニール張りマウス」。ビニールハウスのビニールを1人で張ることができるすぐれもの。ビニールの端を挟み、反対側に投げるだけ。反対側で引っ張るとビニールをたぐり寄せ、ビニールハウスのビニールを張ることができるもの。
農家の作業1つのスピードが、1秒速くなるだけで、農家さんはかなり助かる。
2022年9月18日”がっちりマンデー”より。
●ライフスタイル、Week夏。
文具、美容、ファッションなど、9ジャンルの総合展示会。
文具・紙製品エリア。「貼り直せるスタンドPop」A4 2枚入り。
写真や紙などが破れずに何度も貼ってはがせる。貼った側にノリもつかない。会場での感想では、「地味に凄い」と。
株式会社 全榮(ぜんえい)。
木材を痛めないカビ取り剤。「モールドゼロ」、1本4180円。黒ずんだ木がきれいになる。
実際に効果を見に行く。築30年の神社のお社(やしろ)。モールドゼロを吹きかけて水で洗い流す。約1時間程度の作業で、まるで新品のようになった。
成分などは秘密。半導体の基板の特殊なカビ取りスプレーをヒントにして、モールドゼロを作ったら、まさかの大成功。
木をきれいにするモールドゼロとは逆の、木材の風合いを出すスプレーを現在開発中。
「貼り直せるスタンドPop」と「モールドゼロ」のリンクは、説明欄に貼り付けておきますね。ブログの場合。www.amazon.co.jp/dp/B0BGDFWGFT
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2022年9月18日”がっちりマンデー”より。
今、観るべきドキュメンタリー映画
ドキュメンタリー映画が人気。
映画ライターのよしひろまさみち先生、解説。
真実にせまったドキュメンタリー映画の中から、今観るべきドキュメンタリー映画を紹介。
「ダ・ヴィンチは誰に微笑(ほほえ)む」。
1枚の絵をめぐり、美術界で起きた大騒動に密着したドキュメンタリー映画。
ダ・ヴィンチ最後の傑作、「世界の救世主」は、100年ほど行方不明だった。
美術商が、2005年、オークションサイトで、「世界の救世主」と同じ構図の似ている絵を見つけた。もしかしたら…と思い、1175ドル、約13万円で購入した。
絵が塗り直されていて、ひどい状態。塗り重ねられた部分を修復洗浄。親指が2本あった。下書きを直して書いた絵。下書きがあると言う事は本物だと。
ナショナルギャラリーで調査した。絵には、特別なオーラがあり、みんな、ダ・ヴィンチの作品と思った。ダ・ヴィンチの作品として公開した。
スイスの美術商が、8,000万ドル、約100億円で購入。その後、ロシアの大富豪が、1億2750万ドル、約157億円で購入。
2022年1月29日”世界一受けたい授業”より。
画像”かわいいフリー素材集いらすとや”より。
そして「世界の救世主」は、また、オークションに出された。
もともと注目を集めていた作品なのですが、オークション会社が出したちょっと変わった広告映像でさらに注目。絵自身は全く映さず、絵を鑑賞している人たちの表情だけを撮って作った映像。絵を見て感動する人たち、涙する人、レオナルド・デカプリオも登場。絵の迫力から、絵が本物であると印象づけた。
オークションは大盛況。過去最高額の約4億5000万ドル、約510億円で落札された。13万円の絵が約40万倍になった。
落札者は、サウジアラビアのムハンマド皇太子で、美術館建設の目玉として、この絵を購入したのではないかと言われている。サウジアラビアは観光地開発で、フランスと提携していた。モナリザと一緒にルーヴル美術館に展示する予定であった。
2018年6月、ルーヴル美術館に「世界の救世主」は到着。ルーヴルで、あらゆる角度からX線を当てるなど、3カ月間の調査をした結果、本人の作品ではないと判断。この絵にダ・ヴィンチは関わっているだけ。
サウジアラビアに鑑定結果を報告。サウジアラビアは、ダ・ヴィンチの作品として展示を要求。フランス国家とルーヴル美術館の信頼がかかっているので、ルーヴル美術館は要求を退け、展示しなかった。
この絵は表に出ることなく、再び行方不明となった。専門家の意見は、真っ二つに別れていた。ダ・ヴィンチのものと確信する人や名画を市場最高額で買ったのに、なぜ隠す。偽物だからかと思う人など。本物か?偽物か?
この映画の最後に、ルーヴル美術館が、絵は完全にダ・ヴィンチのものと主張したとある。その後、ルーヴル美術館は、サウジアラビアから資金提供を受けている。アート市場の裏側が見られる作品。
絵は、値が上がっていく資産として売買されている。購入者は、税金がかからないところに収蔵している。
2022年1月29日”世界一受けたい授業”より。
「ミッドナイト・トラベラー」。
アフガニスタンで死刑宣告されたハッサン・ファジリと家族の命がけの逃亡生活を自ら撮影したドキュメンタリー映画。
映像作家のハッサン・ファジリは、2015年、タリバンの映画を制作したが、タリバンに批判的であると判断され、死刑宣告を受けた。
妻と2人の娘と一緒にアフガニスタンで暮らしていたが、ヨーロッパまでの5600キロメートルの逃亡生活をせざるを得なくなった。
撮影に使われたのは、周りの目を気にせず撮影できるスマホ。いつ命を落とすかわからない。映像はSDカードに保存。行く先々で信頼できる人物からアメリカの知人に送ってもらう。
難民の苦しさを伝えるのが自分たちの使命だと思い、撮影しながらの逃亡生活。妻と子供2人を連れて、最小限の荷物。車で砂漠を抜け、徒歩で山を越えていく。
アフガニスタンを出て33日目、イラン、トルコを抜けて、ブルガリアに到着したハッサン一家。密航業者に全財産をとられ生活がより大変になった。
2022年1月29日”世界一受けたい授業”より。
ブルガリアの難民キャンプで生活を始める。
難民キャンプで、デモ隊が抗議運動。難民に「出て行け。自分の国に帰れ」と。女の子2人が危険にさらされたり、ハッサンが殴られたり、命の危険を感じた一家は、ブルガリアを出ることにした。野宿を繰り返し、山を駆け抜けて、次の国へ。
アフガニスタンを出て189日目。セルビアの難民キャンプに到着した。やっと落ち着けた。
夕暮れ時、下の妹が行方不明。仲間と探すが姿はどこにもない。ハッサンが思った事は?
映画監督としては、絶好の撮影チャンスと思ってしまった。娘を探すところを撮影していたら、いいシーンが撮れるだろうと。そんな思いが突然頭をよぎり、自己嫌悪で一杯になったが、ハッサンは、父親として、捜索を優先して、撮影をしなかった。
その日のうちに娘を、敷地内の遊び場で無事発見。
ハッサン一家は、より良い環境を求め、再び移動。アフガニスタンを出て3年。ハンガリーで難民申請が受理された。この難民キャンプは、有刺鉄線で囲まれた刑務所のような場所。
ハッサン一家の安全に暮らせる旅はまだ続いている。映画はそこで終わり。
現在のハッサン一家。
2021年、武装勢力タリバンが、アフガニスタン国内全土を制圧し、実権を掌握した。
ドイツの難民キャンプで難民申請も受理されて、家族で幸せに暮らしています。タリバンが政権を掌握している限り、アフガニスタンに帰ることができない。
私の撮った映像で、私たちの痛みや苦しみを少しでも理解してもらえると嬉しい。
身内だから撮れた映像。家族の本音・感情、難民として生きる辛さが、より深く理解できる作品となっている。
2022年1月29日”世界一受けたい授業”より。
「コレクティブ国家の嘘」。
ルーマニア政府が隠す闇を命がけで暴く作品。
ライブハウス火災から助かった若者が、次々と病院で謎の死を遂げる。
遺族たちは、助かった娘や息子が、なぜ病院で死亡?と。政府は国民に対して嘘の発表した。保健省大臣は、患者に危険はありませんと。
全貌を暴いたスポーツ新聞記者。死因は火傷ではなく感染症で、医療ミスが原因。国は事実を隠蔽した。
国民の不安やデモが起こり、国民の声に動かされた新大臣は、国は何もかもが腐りきっていると。信頼回復のためにやるべきなのは、嘘を止めること。
病院は節約のために消毒液を薄めて使用していた。殺菌されていない医療器具を使用。国家は病院と利益を共有していたために、調査結果を隠していた。
2021年アカデミー賞、ノミネート作品。世界中で話題となった。
●ドキュメンタリー映画ならではの魅力。
その人の人生をそのまま歩んでいる疑似体験ができること。
2022年1月29日”世界一受けたい授業”より。
日本で生まれたシティポップが海外で大ブーム
シティポップ。
音楽ライター、選曲家の栗本先生解説。本『「シティーポップの基本」がこの100枚でわかる』の著者。
シティポップとは、1970から80年代に、日本で生まれた洗練された都会的なポップスのこと。
シティポップの拡大解釈。海外では、ジャケットデザイン等のアートワークやファッションなども「シティポップっぽいね」と表現されたりする。
シティーポップの特徴。
シンセサイザーが多く使われている。とくに、イントロによく使われる。
Winkの「寂しい熱帯魚」、1989年。シンセサイザーの音が、おしゃれで都会的なイメージ。ウィンクは、日本ではアイドル歌謡に分類されるが、海外ではシティポップ。
本「シティポップとは何か」。柴崎祐二さんほか。
時代、国境、言葉を超え、海外で大ブーム。
サブスクリプションの解禁によって、世界中の誰もが簡単に日本のシティポップを聴けるようになったのも人気の理由。
シティポップの火付け役と言われている人たち。
インドネシアのレイニッチさん、タイのPOLYCAT(ポリキャット)さん、韓国のナイト・テンポさんなど。
『「シティーポップの基本」がこの100枚でわかる』と本「シティポップとは何か」のリンクは、説明欄に貼り付けておきますね。ブログの場合。www.amazon.co.jp/dp/4065270863
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2022年6月4日”世界一受けたい授業”より。
海外で人気のシティポップアーティストトップ10。
シティーポップ好きな英語圏のファンコミュニティーにアンケートをとり、570件の回答を集計した。(アンケートは2020年12月6日から23日)。
さん付けなどは、省略させて頂き、発表します。
第10位、杉山清貴&オメガドライブ。80年代に一世風靡したグループ。海、夏、リゾートが代名詞。
第9位、中原めいこ。「ファンタジー」が人気。海外では、アップテンポの縦ノリの曲より、ミディアムテンポのグルーヴ感の強い曲の方が受け入れられやすい。
第8位、菊池桃子。甘くて繊細で、天使のような歌声。
第7位、大橋純子。抜群の歌唱力。「テレフォン・ナンバー」が一番人気。
第6位、大貫(おおぬき)妙子。「ダウンタウン」。
山下達郎、大貫妙子を輩出したバンドの「シュガー・ベイブ」。1970年初頭は、フォークや歌謡曲の時代。「シュガー・ベイブ」は、おしゃれなコード、歌詞、メロディーが使われ、革新的だった。シティポップの元祖と言っていい。
1970年代後半から、シティポップは、CМに起用され、人気になった。70年代より前のCМソングは、商品名や企業名を入れたものが主流だった。
2022年6月4日”世界一受けたい授業”より。
第5位、松原みき。「真夜中のドア」。
アップルミュージックのJ-Popランキング、83の国と地域で、第1位 (2020年12月20日時点)。
第4位、角松敏生(かどまつとしき)。ダンスミュージックの要素が強い。DJの人が、レコードを探しまわる位の人気。
第3位、竹内まりや。「プラスチックラブ」。ブームのきっかけの曲で、レコードが再販された。
海外の人の感想。「普段聴いている音楽とは全く違うコード進行や転調に心を奪われたの」。
日本でも若者がこぞって、歌唱動画をSNSにアップしている。海外から逆輸入した形でヒット。
第2位、杏里。海外で人気。「Last Summer Whisper」。大人のミディアムナンバー。
海外の人の感想。「自然と体が動いちゃう」。「夏、外で歩きながら聞く。自然とポジティブになれる。」など。
第1位、山下達郎。シティポップの生みの親。海外で「For You」のレコードを入手したい人がいっぱいいる。
「イントロのギターカッティングがエモい」。
2022年6月4日”世界一受けたい授業”より。
●インドネシアのユーチューバーのレイニッチさん。
松原みき「真夜中のドア~stay with me」(1979年)のキュートなカバー動画が、世界の音楽ファンの目に留まり、原曲の再生数が急上昇。世界中の若者の間でバズった。
日本語は話せない。レイニッチさん曰く、「年配の人だけじゃなく、若い世代も惹きつける特別な力があると思うんです。聴くたびに昔の良い時代に戻れるような気がするんです」と。
●韓国のDJ、ナイト・テンポさん。
世界中のクラブイベントなどで、シティポップをかけている。
松原みき、菊池桃子、Winkなど12組の公式リミックスをリリース。シティポップを解説する本。「Japanese City Pop 100」を出版。
ハマったきっかけは、『3歳の時に中山美穂さんの「CATCH ME」に衝撃を受け、たくさんの日本の良い音楽と出会い、今に至っています』。
シティポップの一番の魅力。「欧米の音楽は、ただカッコイイ。日本のシティポップは、カッコイイはもちろん、日本独特の寂しさ、懐かしさを感じ取れるので、魅力的です」と。
●タイのPOLYCAT(ポリキャット)。
2021年、「Concert」。80年代っぽい。
ボーカルのNaさん曰く、「日本の音楽は、アニメやCМなど、生活の中にあった。アレンジやメロディーを奏でる楽器のサウンドが美しい」と。
2022年6月4日”世界一受けたい授業”より。
今、シティポップの新曲がたくさん生まれている。
70年、80年代を知らない若い世代が、当時の音が新しいと感じている。
ネオシティポップ。2010年代頃に発生したシティ・ポップをリバイバルした音楽。
2019年、ロックバンドのサカナクションの「忘れられないの」。ミュージックビデオで、杉山清貴さん風の衣装。80年代を意識して、オマージュした。
ボーカルの山口さん曰く。「日本のシティポップ時代は、当時の海外のサウンドを歌謡曲に取り入れようとしていた。違和感となって、今、世界でシティポップが流行っているのでは」と。
2022年、YOASOBIの「ミスター」。
2022年、世界的アーティストのザ・ウィークエンドの「アウトオブタイム」。1983年の亜蘭知子(あらんともこ)の「ミッドナイト・プリテンダーズ」をサンプリングしている。
2022年6月4日”世界一受けたい授業”より。
(雑学の日付や番組名、内容は、メモより書き起こしておりますので、間違いや内容の誤解釈などありましたら、ご指摘いただけたらと思います。ブログに貼り付けています画像は、『たっぷり素材 PIXTA』と『筆まめ』『筆ぐるめ』『素材辞典』の素材です。他者さまの画像引用の場合は、明記いたします)